こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

微睡みのセフィロト

2012-12-25 00:00:00 | 未分類
冲方丁さん『微睡みのセフィロト』を読みました。

超次元能力を持つ感応者によって妻子を殺されたパットは、世界連邦保安機構の捜査官として、
感情をコントロールされながら生き延びている。

ある日、世界政府準備委員会の要人である経済数学者のベシエールが、カルト教団の
<黒い月教団>によって300億個の微細な立方体へと超次元的に‘‘混断’’される事件が起きる。

パットは、ヴァティシニアンによって派遣された、かつての敵と同じ感応者の少女ラファエルと共に
捜査を開始する。

どことなく『マルドゥック・スクランブル』の香りがする本書。
あまりにも重い悲しみと怒りを抱えたパットは、最後においてその荷物をいくらかでも
下ろすことができたでしょうか?

薄い本の中に、かなり重いテーマが詰め込まれた物語でした。

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『モラトリアムシアターproduced by 腕貫探偵』西澤保彦

2012-12-24 19:45:43 | 本と雑誌
モラトリアム・シアターproduced by腕貫探偵 (実業之日本社文庫) モラトリアム・シアターproduced by腕貫探偵 (実業之日本社文庫)
価格:¥ 630(税込)
発売日:2012-10-05

住吉ミツヲは、就職が決まらずぶらぶらしていたところを、母・美津子によって、彼女の母校、メアリィ・セイント・ジェイムス女子学園、略してMSJに、臨時の英語講師としてむりやり押し込められた。

嫌々ながらも、真面目に忙しく勤めていたミツヲの元に、遅野井愛友という優秀な生徒が、授業のことで足繁く質問に来るようになった。

一方、学園の教師とその妻たちの間では、複雑な不倫関係が交錯していた。

ある日、その妻の一人から、ミツヲに借りがあるので、その清算をしたいと呼び出された。
しかし、現場に到着してすぐに頭部に衝撃を受け、気絶してしまった。
そして、気づいた時には、その女性の刺殺体と手には凶器と思われる包丁が・・・。

ミツヲのあやふやな記憶の下、はっきりしない人間関係。
果たして、犯人はミツヲ?はたまた他の登場人物?

腕貫探偵の名がありながら、彼が一度しか出ずにどんどん話が進んでいくなとは思っていたのです。
でもまさか、そのような真相があったとは!
タイトルに要注意ですよ。

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モラトリアムシアターproduced by 腕貫探偵

2012-12-24 00:00:00 | 未分類
西澤保彦さん『モラトリアムシアターproduced by 腕貫探偵』を読みました。

住吉ミツヲは、就職が決まらずぶらぶらしていたところを、母・美津子によって、
彼女の母校、メアリィ・セイントジェイムス女子学園、略してMSJに、
臨時の英語講師としてむりやり押し込められた。

嫌々ながらも、真面目に忙しく勤めていたミツヲの元に、遅野井愛友という優秀な生徒が、
授業のことで足繁く質問に来るようになった。

一方、学園の教師とその妻たちの間では、複雑な不倫関係が交錯していた。

ある日、その妻の一人から、ミツヲに借りがあるので、その清算をしたいと呼び出された。
しかし、現場に到着してすぐに頭部に衝撃を受け、気絶してしまった。
そして、気づいた時には、その女性の刺殺体と手には凶器と思われる包丁が・・・。

ミツヲのあやふやな記憶の下、はっきりしない人間関係。
果たして、犯人はミツヲ?はたまた他の登場人物?

腕貫探偵の名がありながら、彼が一度しか出ずにどんどん話が進んでいくなとは思っていたのです。
でもまさか、そのような真相があったとは!
タイトルに要注意ですよ。

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『宇宙へ』福田和代

2012-12-23 19:43:28 | 本と雑誌
宇宙へ 宇宙へ
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2012-09-21

軌道エレベーターが実現した時代。
拓海は、それをメンテナンスするメンテナンスマンとして宇宙ステーションで働き、幼なじみの真人は、管制官としてそれをサポートしていた。

通信衛星に激突しそうな隕石を破壊したり、故障した通信衛星を捕獲して地上に降ろしたりと、忙しい毎日を送っている。

そんなある日、よりにもよってテロリストが軌道エレベーターに爆弾を仕掛けてしまった。
持ち物検査など、厳重な対策がとられていたはずなのだが。

期限は5日?
メンテナンスマンたちは、ステーション内をしらみつぶしに調べて回るが、果たして爆発物を無事に処理できるのか?

夢があると同時に、その安全性や危機管理など、きちんと書いてあるところが好感の持てるところです。

人類は、どこまで行けるのでしょうね。

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宇宙へ

2012-12-23 00:00:00 | 未分類
福田和代さん『宇宙へ』を読みました。

軌道エレベーターが実現した時代。
拓海は、それをメンテナンスするメンテナンスマンとして宇宙ステーションで働き、
幼なじみの真人は、管制官としてそれをサポートしていた。

通信衛星に激突しそうな隕石を破壊したり、故障した通信衛星を捕獲して地上に降ろしたりと、
忙しい毎日を送っている。

そんなある日、よりにもよってテロリストが軌道エレベーターに爆弾を仕掛けてしまった。
持ち物検査など、厳重な対策がとられていたはずなのだが。

期限は5日?
メンテナンスマンたちは、ステーション内をしらみつぶしに調べて回るが、果たして
爆発物を無事に処理できるのか?

夢があると同時に、その安全性や危機管理など、きちんと書いてあるところが好感の持てるところです。

人類は、どこまで行けるのでしょうね。

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