児童書の新刊をご紹介します。
『ふたりユースケ』 (三田村信行・作/大沢幸子・絵/理論社・刊)
・・・父の転勤で小さな町に越してきた小5の「小川勇介」は、その町で神童といわれていた「大川雄介」の ‘生まれ変わり’ ということにされてしまう。
勇介が神童・雄介に “生き写し” だったからだ。
神童・雄介は勉強ができただけでなく、礼儀正しく、言葉遣いも丁寧で、町中の誰からも敬愛され、さびれてしまったこの町の将来を担う「希望の星」でもあった。
ところがその雄介は、二年前の中学二年生の夏休みに、川におぼれて死んでしまったのだ。
そこに転校してきた勇介は、神童・雄介の生まれ変わりとして、町中の人々の期待を背負うハメに・・・
文句なしにおもしろい児童書(創作児童文学)です。子どもだけでなく、大人が読んでもぐいぐい引き込まれてしまう。
町の人々の期待を一身に負った転校生・勇介は、その後どうなるのでしょう。
ぜひこの本を手に取ってみてください。大きなドラマ展開が待っています。
小学生、中学生のお子さん、お孫さんに買ってあげて、後で借りて読むのもいいでしょう。