日本で言う「新年 おめでとうございます」に当たる韓国語が、
새해 복 많이 받으세요. (セヘ ボン マニ パドゥセヨ.)
であるのは、韓国語を習ったことのある人なら誰でもご存知のことと思う。
しかしこれは日本語の「おめでとうございます」というのとは、だいぶ語感が違うようである。
というのは、昨日わたしの習っている韓国人の韓国語の先生に、新年初めてお会いしたので、韓国語でこの言葉を言うと、返ってきた言葉は、
감사합니다. (カムサハムニダ.)<ありがとうございます>
であった。
考えてみればこれは当然のことで、セヘ ボン マニ パドゥセヨ.という文字通りの意味は、
「新しい年、幸せをたくさんお受けになりますように」
ということで、そう言われれば「ありがとう」と反応する以外ない。
日本で「おめでとう」といって、互いに頭を下げあうのとはずいぶん違う光景である。
実はわたしは韓国語を習い始めてほぼ10年になるのだが、うかつにもこれまで、セヘ ボン マニ パドゥセヨ.と言われて、カムサハムニダと答えたことはない。
同様に セヘ ボン マニ パドゥセヨ.と言って、頭を下げるだけであった。
今回、韓国語の先生は、「余白さんも、セヘ ボン マニ パドゥセヨ.」と言ってくれたので、もちろん、「カムサハムニダ」と答えましたよ。
今年は日韓の言葉の「語感の違い」を、より深く理解する年にせねば。
*写真は西武池袋線で見た銀河鉄道999の電車。残念ながら、昨年12月20日でこの絵柄の電車はなくなったようです。