わが家の菜園の一畝(ひとうね)を耕してきた。9月にダイコンを種で植える畝だ。
菜園管理者(耕作指示者)の家内によると、「大根十耕」という言葉があるそうだ。
ダイコンは種を蒔く前に、畑を10回耕す(よく耕す)と、よく育つという意味だ。
ネットで調べると、大根十耕には二つのメリットがあるようだ。
一つはよく耕すことによって地中に空気が入り、土が熟成して(こなれて)、理想的な生育環境が整うこと。
二つ目は深く耕され、土がやわらかいと、ダイコンが地中にのびやかに伸び、大きく育つこと。
十耕のうち最初の一耕となるこの日は、朝早く(7時前)にやってきたのに、一時間もするとすっかり汗だくになってしまった。
この暑さ、いつまで続くのだろう。先が思いやられる。
でも、乗りかかった船、次回、二耕め以降はもっと深くまで掘り起こし、大根たちがのびのびと地中に足を伸ばせるようにしてやろうではないか、と思わないでもない。
菜園は今、秋から冬への収穫に向けての作業が進んでいる。
マルチ(プラスチックフィルムの覆い)を張った畝(すぐ上の写真)は、炎暑の夏に太陽の熱をたっぷり地中に取り込み、地中の防虫・殺菌を行なうため。
これらの畝には秋にキャベツやハクサイを植える。
タケノコイモがどんどん大きくなっている。
もうわたしの背丈ほどになった。去年よりずっと生育がよい。
収獲は11月頃。
わきに広がったサツマイモのつるを持ち上げ、反対側にひっくり返す「つる返し」をしたサツマイモの畝。
これをしないと、わきに広がったつるから根が出て、養分が分散しサツマイモ本体に行かなくなる。
落花生の根をちょっとのぞいて見た。順調に育っているようだ。
菜園は「♪ 今はもう秋」だ。