菜園から穫ってきたばかりのキュウリを、味噌をつけてまるかじりした。
シャキシャキとかじりながら、この ‘食レポ’ をブログでオノマトペ(擬声語、擬態語)を多用して書いてみようと思いついた。
以下の通りである。
畑から、もいできたばかりのキュウリを、洗って真ん中でパリッと折った。
新鮮なので、クニャッとしなったりはしない。いさぎよくパキッと折れる。
折れ口の表面に水分がにじみ出て、テカテカ光っている。みずみずしさの証明である。
折れたカドもキレッキレの鋭角。これも新鮮さの表れ。
ここに味噌をたっぷりつけ、ガブリとかぶりついた。
パリパリ、シャキシャキ、ムシャムシャ
パリパリ、シャキシャキ、ムシャムシャ(くり返し)
ゆっくりよく噛んでいると、しだいに甘みが感じられてくる。
キュウリはパリパリ感とシットリ感だけが取り柄なのではない。とくに有機肥料でじっくり育てたキュウリには甘みがある。
このキュウリ本来の甘みこそ、実はキュウリの主役なのだ。主役は遅れてやってくる。
キュウリまるかじりのもう一つの魅力は、キュウリのうるおいと味噌の旨みのデュエット(二重奏)であろう。
塩味の効いた味噌のコクとキュウリのシットリ感が、ぴったり息の合ったハーモニーを奏でる。
味噌がキュウリのみずみずしさを際立たせ、キュウリは味噌の旨みをジワジワと口中に広げる。
味噌とキュウリは、それぞれに個性を発揮しながら、きっちりと相手を引き立てている。人と人との関係もこうありたいものだ。
以上が「味噌付きフレッシュキュウリ」のオノマトペ食レポである。(下線部がオノマトペ)
なぜ「オノマトペ食レポ」を書いてみたかというと、最近テレビで聞く食レポは、「めちゃめちゃ旨い」「めっちゃ美味しい」という ‘めっちゃ表現’ が全盛で、わたしはそれにちょっと反発したかったからだ。
わが家の菜園では、さまざまな野菜が大きく育ってきている。
上の写真はタケノコイモ(サトイモの一種)。背丈はもうわたしの肩のあたりまでになっている。
タケノコイモの足元にあるのはショウガ。直射日光の嫌いなショウガは、タケノコイモの葉がいい日除けになっている。(いわゆるコンパニオンプランツ)
韓国トウガラシ。穫り頃を迎えた。
手前はキュウリ、奥はナス。これもほぼわたしの背丈。
今、順次収穫中。