Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バングラデシュの旅 12 ショドル・ガットとスターモスク

2010-01-04 22:50:27 | 南アジア
11月28日 続き

ダッカに戻った午後、バングラデシュ初日に行き着けなかったショドル・ガットにやっと行く。

ショドル・ガットとはオールドダッカの川べりにある大きな船着場。
 
この建物の中に入るだけでも8タカの入場料がいる。

おそらく前日まではごった返していただろう建物の中も、休日に入ってしまったこの日は割りと閑散としている。その最上階の窓から川べりをのぞくと
 まるで花びらが散ったかのようにゴミだらけ。
悪臭も漂い、ここがダッカ一番の見所と言うのは、う~ん、どうにかした方がいいぞ。

あまり麗しい風景ではないので、そそくさと桟橋を渡って船の方へ行く。
 
たくさん並ぶ船の中、出航を待つ一隻の中を見物させてもらうと床に転がってのんびりと待つ人々。これも今日はとても空いているのだろう、朝見たBBCのニュースでは南部でこうした船の一艘が定員オーバーのために転覆したと伝えていたが、ローカルニュースはお祭り一色で事故の話などこれっぽっちも伝えていなかった。

  
船の中にはゆで卵売りや果物売り
 桟橋の果物屋さんも美しくフルーツを並べることに命を懸けている。

  
対岸との間を行ったり来たりする小船も今日は少なそう。
 片道いくらかかるのだろうか。

ショドル・ガットの後はダッカで一番きれいと言うスター・モスクへ。
 
その名の通り、屋根にたくさん星がついている。
  
50年ほど前に外国のタイルを集めて装飾しなおしたそうで、外廊下にある日本の富士山のタイルが日本人観光客向けの一番の売り。
  
中はイギリス産とおぼしき花のタイルが多くて、きれいだけれどなんだか乙女チックな不思議なモスク。

バングラデシュの観光はこれにて終了。
早めにホテルに戻り、シャワーを浴びてさっぱりしてからゆっくりホテルで夕食。
部屋は7時で出されてしまうが、飛行機は午前2時40分発なので時間をもてあましてしまうのだ。

 ホテルでもそうそうねばれず、10時には空港到着。
広いが見るものはほとんどない空港の出発ロビーで4時間を過ごしてやっとクアラルンプール行きの飛行機に搭乗。

KLまで4時間、乗り継ぎが3時間半、成田まで6時間半。
ふ~、バングラデシュは遠かった。

それにしても日本では天災だの貧困だの、あまり良いイメージを伝えられることのないバングラデシュ、行ってみると確かに人は多いし、車はぼろい。
しかし土地は豊かで勤勉な人々は若い。

黄金のベンガルの未来は明るく見えた。


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コメント
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