「ちいさなチカラ」 著者 咲 セリ

このエントリは友人の「咲 セリさん」の許可を頂いて書いています。
咲 セリさんは私のmixi（ミクシィ）のお友達で
大阪に住む２７歳の女性です。

猫つながりで、mixiで知り合って、咲　セリさんのブログを見ました。
そこには新しい生活を始められた彼女と黒猫・あいちゃんの
微笑ましい毎日が綴られていました。



彼女が黒猫を拾ってすぐに始めた以前のブログは
「愛猫・あいちゃん」の闘病日記がエントリされていて
そのブログが話題となり２００６年１０月２５日に
「ちいさなチカラ」　猫エイズと白血病　黒猫あいの物語　という
本を出版されました。

メールでは「大きな書店にしか置いてないのよ」と言われましたが
私は地元の書店ですぐにこの本を見つけて購入しました。

この本には咲　セリさんが不治の病に侵された黒猫・あいちゃんとの
心の触れあい、胸キュンになる想いが綴られていて涙がこぼれます。

出会いは難波の路上。
偶然立ち止まった自動販売機の隙間で出会ったちいさな黒猫。
３歳にもなるのに、体重１．６キロ。
歯という歯は抜け落ち、ノミにシラミにダニだらけ。
「猫エイズ」と「白血病」に犯された黒猫。



こんな殺伐とした都会の片隅で
君は何を食べて何を飲んで
３年もの間生き延びていたのかと・・・
今にも命の炎が消えそうな小さな生命を救い上げます。
咲　セリさんと黒猫・あいを神さまが結びつけた瞬間です。

この猫との出会いは彼女の行き方をも変えました。
ガラス細工のような繊細な心を持つ彼女は、この猫と出会うことによって
「私がこの子を守ってあげなきゃ」と思い始めます。

命の尊さや命の大切さをこの猫に出会って誰よりも感じてゆきます。
そしてガラス細工のような繊細な心が次第に逞しく成長してゆきます。

咲　セリさんのプロフィールを紹介しますね。
咲　セリさんはこの猫との出会いをきっかけに
動物ボランティアの存在を知り
チャリティーや動物愛護の様々な活動に参加され
同時にＷＥＢデザインの会社を設立し
動物病院やペット関連ショップなど
動物に関わるサイトを多数製作すると共に
ペットの病気に関するコミュニティサイトの開設も計画中。

今は保健所行きになるはずだった子猫を保護して里親を探したり
病気のペットと暮らす飼い主から相談を受けたりと
悲しい運命を辿る動物が少しでも減るように活動を続けています。



この「ちいさなチカラ」のフォトエッセイは
第２４回新風舎出版賞ハミングバード賞受賞作です。

まだ幼さが抜けきらない少女のような咲　セリさんが
胸のうちを赤裸々に語り、黒猫・あいちゃんと暮らすうちに
瑞々しい女性に成長していく姿が綴られています。

あなたの心に吹くすきま風を埋めてくれそうな
心温まるフォトエッセイです。
多くの人たちに読んでほしいこの秋のお薦めの本です。


咲　セリさんのブログ
「猫エイズ＆白血病」黒猫 あい のフォト日記♪


正式タイトル　　「ちいさなチカラ」　
　　　　　　　　 　　　猫エイズと白血病　黒猫あいの物語
著者名　　　　　 咲　セリ（さき　せり）
ＩＳＢＮ　　　　　　ISBN4-289-00813-5 C0095
価格　　　　　　　1,200円＋税
発行　　　　　　　Lacet（ラセ）