今日もここを訪れてくださったゲストの皆さま♪
日曜日を如何お過ごしでしたか?
大阪は雨の日曜日となりました。
さて金閣寺から南に20分歩くと「龍安寺」です。
金閣寺から龍安寺を通って
仁和寺までの道のりを「きぬかけの路」と言います。
途中からは段々に下り坂になっているので
少しがんばれば仁和寺までの距離は歩けます。
そうそう・・・
ここで「きぬかけの路」のこぼれ話をひとつ。
その昔、宇多天皇が夏に雪見がしたいと言い出して
衣笠山を白い絹でおおって雪景色を造ったところから
「きぬかけの路」と命名されました。
「苔の西芳寺」に対して「石の龍安寺」といわれ
日本を代表する禅の名庭です。
その石を一目観ようと訪れる拝観者は跡を絶ちません。
75坪ほどの庭には
草木は一本もなく波形を入れた白砂が敷きつめられ
大小15の石が向かって左から右へ
7 5 3の石組に配されています。
この庭は「虎の子渡しの庭」と呼ばれる枯山水で
「禅の悟り」を表現して、無限の教えを声なく語るといいます。
この庭では眺めながら禅宗の教えを考え
わかったような顔で座っているしかなく
「何が虎の子渡し?」と色々思案するのもまたよし。
石のかたち、石群、その集合、離散、遠近、起伏
禅的、哲学的に見る人の思想や信条によって
さまざまに見えるそうです。
また作庭の時期や作者などは不明と謎も多い。
石庭の裏側にあるつくばいは
徳川光圀(水戸黄門)の寄進と言われている。
そして豊臣秀吉が賞賛したと今も伝えられる日本最古の侘助椿が
つくばいのそばに散る姿もまた素晴らしい景趣です。
境内には鏡容池があり、明治の終わり頃まで
オシドリが群れて遊んでいたため「おしどりの池」とも呼ばれていました。
池の周りにはさまざまな花木が植えられていて
秋の紅葉もたいへん美しい。