![]() | 流されて八丈島 マンガ家、島にゆく5年め! (ぶんか社コミックス) |
クリエーター情報なし | |
ぶんか社 |
・たかまつやよい
ひょんなことで八丈島にIターンしたマンガ家コンビのたかまつやよいのうちのやよいさん。本書は、そんな彼女の八丈島ご近所ライフを描いた四コママンガ集の3巻目だ。
マンガ家のやよいさん、どこに住もうと変わりがないのが、締め切り前の修羅場。都会では、ひっそりと倒れてしまうかもしれないが、島では誰かがやって来るので、孤独死は無いようだ。
せっかく八丈島に済んでいるのに、基本は引きこもってマンガを描く生活。だから、意外に島のことを知らない。しかし、島にはすっかり馴染んで、八丈島ライフをエンジョイしているようである。
意外にも八丈島は、宅配便事情がよく、通販でも東京扱いで、追加料金を取られることは多くないらしい。だから、やよいさんのオタク生活にもほとんど支障なし。島には結構仲間がいるという。
八丈島は平和でのんびりした島だが、ちゃんと警察署があり、刑事もいることを知ったやよいさん、「そもそも警察に仕事あるの!?毎日ヒマなんじゃ!?」なんて、かなり失礼なことを、友達の女性警察官に言っている。しかし、早速警察署に取材に行き、マンガのネタを集めるのは、マンガ家の鏡。
この他、原付免許を取った話や、やよい家のペットの話など愉快なネタが満載。楽しそうな八丈島ライフは笑いがいっぱいだ。
☆☆☆☆
※本記事は、「風竜胆の書評」に掲載したものです。