![]() | ゆるキャン△ 1巻 (まんがタイムKRコミックス) |
クリエーター情報なし | |
芳文社 |
・あfろ
この1月から深夜アニメも始まった、女子高生ゆるゆるキャンプマンガ。
主人公の志摩リンは、オフシーズンのキャンプ場で一人キャンプ(ソロキャン)をするのが趣味。たまたま同じ学校に転校してきたもう一人の主人公各務原なでしこを助けたことから彼女との交友が始まる。
なでしこは、山梨に引っ越して来て、富士山を見るため自転車で遠出して来たのだが、つい居眠りをして暗くなってしまい、帰れなくなっていたところをリンに助けられた。その時見た夜の富士山がきれいだったので野外活動に興味を持ち、学校ではまったり系の野外活動サークルに入ることになる。
そのサークルの先輩メンバーが大垣千秋と犬山あおいである。ストーリーはこの4人と、リンの友達の斉藤恵那を中心にして進んでいく。
リンがソロキャンをしている麓キャンプ場になでしこが押し掛け坦々餃子鍋を作ったことから二人の距離は縮まったようだ。なでしこ、とてもそんなキャラには見えないのに、意外とお料理上手というところが面白い。鍋を殆ど一人で食べたという、大喰らいなところは予想通りか(笑)。
可愛らしい少女たちの繰り広げるゆるふわストーリーは、私のツボにハマってなんとも楽しい。笑いながらもアウトドアの知識が知らず知らずのうちについてくるという優れもの。ただし寒いのが苦手なので、オフシーズンのキャンプ場でキャンプしようとは思わないが。
でも人気のないオフシーズンのキャンプ場で、リンのような女子高生が一人でキャンプして大丈夫なのだろうかと老婆心ながらちょっと心配になった。
☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。