終電ちゃん(3) (モーニングコミックス) | |
クリエーター情報なし | |
講談社 |
・藤本正二
私の中でプチブームになっている「終電ちゃん」シリーズの第3巻。
終電ちゃんの休みは年に1日のようだ。大晦日だけは、沿線に主要な寺社がある路線は初詣客のために終日運転をするので、終電がないかららしい。なんというブラック業界だろう(笑)。しかし、路線によっては終日運転がないため、その年に1日の休みもないようだ。
今回は、小田急線の終電ちゃんの発案により、皆で温泉に一泊旅行。なぜか、中央線の終電ちゃんを姉御と慕う大阪環状線の終電ちゃんも参加。どれだけ中央線の終電ちゃんが好きなんや。しかし、終日運転のない南武線は参加できず、そこの終電ちゃんは、悔しいからと乗客と酒盛り。いつも通りと、中央線の終電ちゃんにツッコまれている。
この巻には広島市を走る広電宮島線の終電ちゃんも登場だ。広島電鉄には、路面電車の路線は複数あるが、軌道に乗り入れているのはこの路線だけだ。でも次の巻では岡山市の路面電車には路線ごとに終電ちゃんがいたので、きっと他の路線にもいるんだろう(たぶん)。
ところで、ひとつ発見。この終電ちゃんは広島弁バリバリなのだが、可愛い娘には広島弁もなかなかいいのである。これが、男やおばちゃんだったら・・・(以下略)。
とにかく出てくるどの終電ちゃんもとっても可愛らしいのだ。そういえは、鉄道むすめというキャラもある。コラボさせてみれば、面白いと思う。
☆☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。