文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

いつまでリスクのある大学入試制度を繰り返すのか?

2018-01-15 11:43:08 | オピニオン

 テレビを視ていると、センター試験会場で、給水設備が使えなくなったために、トイレが使えなくなり、午後の試験が1時間遅くなったと報道されていた。この時期全国一斉にセンター試験が行われるが、毎年のようにトラブルが伝えられる。

 当然だろう。この時期は冬の寒さが厳しく、大雪などの恐れが強い。いったい文科省は、いったい何を学んできたのか。過去の不具合事例から何も学んでこなかったなのなら、教育行政を行う資格があるといえるのだろうか。

 このセンター試験も2020年から新しい制度に代わるようだが、実施時期は今と変わらないようだ。昔は各大学で独自の試験をやっていた。私が大学入試を受けた時代には、国立1期は3月の初めに試験をしていた。まだ寒い時期だが、1月に行うよりはずっとましだ。

 何かと問題が多い今の制度はやめて、各大学で試験を行う制度に戻したらどうだろう。実施時期も真冬は避けるのである。4月入学を続けるのなら、まだ年の変わらないうちに試験をやることもありだ。大学によっては自前で試験問題を作れないところが出るかもしれないが、そんなところは大学の資格はない。大学の看板を外すべきだろうと思う。


 
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書評:ももるぶ 1

2018-01-15 10:42:04 | 書評:その他
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クリエーター情報なし
KADOKAWA / メディアファクトリー

・志賀伯

 なんだかよく分からないタイトルだが、ももるぶとは、ももる部すなわち「桃山商店街を盛り上げる部」のことらしい。

 舞台は明記はされてないが、一番最初に桃山御陵前駅というのがセリフの中に出てくるので、まず京都市だろう。桃山御陵前駅というのは、近鉄京都線の駅で、近くには有名な伏見桃山城がある。

 しかし、京都が舞台なのに、セリフが全部標準語というのは、学生時代を京都で過ごした者としては、ものすごい違和感がある。ここは全部京都弁をキャラに喋らせるくらいの冒険をして欲しかったと思う。

 私が昔住んでいたのは京都市でも北の方なので、このあたりの地理には詳しくない。だから、桃山商店街というのが実際にあるかどうかは知らない。試しにググってみたら、「伏見大手町商店街」というのはヒットしたが、「桃山商店街」というのは出てこなかったので、架空の商店街かもしれない。

 さて、この本の主人公は、南桃山商業高校(ちなみにこちらも架空の学校のようだ)に通う平友和という少年。一応ももる部の部長である。これに、友和の幼馴染の肉屋の娘であるオタク系の一条かすみ(ちっこい。ブラの色は黒)、と友和のストーカー歴2年である呉服店の娘の引っ込み思案でプレッシャーに弱い漆原あやね(体力はびっくりするくらいない。パンツの色は赤)、無口で無表情だが機械に強い赤木りんごとや顧問教師の小林と言った個性的な面々が加わって、桃山商店街を盛り上げようとする。

 果たして彼らはどのような取り組みを見せるのか。また、出てくる女の子たちは、それぞれ平に気があるようだ。なにしろ両手に花どころか、可愛らしい女子部員が3名。先生まで入れれば4人である。これがどのようなラブコメ的展開を見せるのか、そちらの方も期待度が高いだろう。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。


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