脳には妙なクセがある (新潮文庫) | |
池谷 裕二 | |
新潮社 |
今日は放送大学広島学習センターで「所長ゼミ」に参加してきた。これは、広島学習センターの山田所長が、講師となって進めているもののようだ。色々忙しかったので、今年度になってはじめてこの手のものに出てみたのだが、なかなか興味深かった。
この本に基づいて講義を進めているようだが、人間は左側優先の傾向があること。だから魚の絵を描くと左側を向いた絵になるらしい。そして勉強は入力を繰り返すよりは出力を繰り返した方が記憶に残りやすいといったようなことが今日の内容だった。
このことは私の資格試験の勉強法から考えても納得がいく。何か試験を受けようと思ったら、薄い問題集を買ってきて何度も繰り返す。テキストなど不要だ。基本的なことは大抵の問題集に纏めてある。分からないことは、よっぽどマニアックな資格でない限りネットで調べることができる。要するに出力重視の勉強法なのだ。これで100近くの資格試験に合格してきた。色々な流儀はあるものの、私は、学位も資格として数えているので、今在籍している放送大学の「情報コース」を卒業すれば96になるのだが、他に何かを受けてちょうど100にしようか悩ましいところだ。