文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

秋田大学通信教育「情報工学概論」単位認定試験返却

2020-01-23 20:16:12 | 秋田大学通信教育

 実家から帰ると、秋田大学通信教育の一般科学技術コースのうち「情報工学概論」の単位認定試験の結果が返っていた。結果はA100である。これで学習単位2単位をゲット。初めての学習単位である。12月までに10学習単位以上とれれば修了となる。一応目途はついているので、後は計画通り、レポートを出すだけ。この講座は、社会教育法に基づくもので、学校教育法に基づく大学通信教育とはまったく関係がないらしい。今月は、放送大学の単位認定試験もあるので、結構忙しい。

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半七捕物帳 51 大森の鶏

2020-01-23 08:54:17 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)

 

 この話も明治になって、半七老人が、岡っ引き時代の話を作者に語っているという形式である。今回の話は、不思議な話である。

 世の中には「トリ頭」という言葉がある。要するに、直ぐ物事を忘れてしまうということだ。しかし、その代表である鶏が、敵の顔を覚えていたのだから。

 半七親分が、子分の庄太といっしょに川崎大師に詣でた帰り道の話、大森にある、ある店で休んでいたところ、その店で飼っていた雄鶏が、突然休んでいた中年増の女に飛びかかったのだ。

 半七親分も庄太も、どうもその女に見覚えがあると、いろいろ調べてみると、とんでもない事件が潜んでいた。

 その女・お六は、浅草の鳥亀という軍鶏屋で女将をしていた。その鳥亀の亭主が鮒釣りに出て死んでしまったため、店を閉めたのだが、お六を襲った雄鶏は、その鳥亀で飼っていた鶏だったのである。その亭主の死の真相と、もう一つ予想もできないような事件がこれに絡んでくるのだが、どうして鳥亀から売られた鶏がお六を襲ったのか?果たして死んだ亭主の魂が鶏に乗憑ったのか?これについては、不思議という結論でそこに論理的な因果関係はない。ホラーとしては面白いのかもしれないが、ミステリーとしてはどうだろう。それとも三津田信三作品のように、ホラーとミステリーの融合の走りとなるのだろうか?

☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

 

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