主人公は月長ヨシオという高2の男子。ある日彼のクラスに転校してきた雑技団で足芸をやっているという小叢井こむらという少女が転校してくる。彼女はなんでも足でやってしまう。よろしくの握手だって足でやってしまうから、握手でなく握足(あくそく)。弁当も自分で作るらしいが、おにぎりだって、足で握ってしまう。ノートを取るのだって、野球のバットを振るのだって足でやってしまうのだ。
手を使うのは、足で何かをやるために逆立ちをする時だけ。しかし、制服のスカートを履いているので、パンツが見えないようにスパッツ着用なのだ。
ところが、見るからにたちの悪い3年から逃げるときに、2人は階段から落ちてしまう。この時、ハプニングで月島君はこむらさんの足に接吻してしまう。こむら家では、足に接吻したら結婚しないといけないらしい。こむらさんは、結婚届も持ち歩いているが、男子は、民法改正前から18歳にならないと結婚できないからね。
こむらさん、結構な美少女なので月長君、まんざらでもないようなのだが、ちょっと、いや結構変わったこむらさんとのラブコメはどう展開していくのだろう。
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※初出は、「風竜胆の書評」です。