漫画家のタマゴの藤原秋。ある日、彼が仕事場兼住居としているアパートの隣の部屋に夫婦で引っ越してきた仲井間真。彼女は秋の高校のころのあこがれの教師だった。なにしろ美人でたわわで、思春期の男子には大人気だったのだ。
どうもそのアパートの壁は薄く、秋は真の夫婦生活の嬌声を聞かされることに。かってのあこがれの先生のあられもない姿を覗き見してしまった秋の興奮すること。
真は夫婦生活が大好きなようだが、夫の方は、かなり歳が離れているので、彼女の要求には応えきれていない。真は夫が初めての相手なのだが、どうも万年欲求不満である。
このように、再び交流するようになった二人だが、なかなか一戦は超えない。越えそうで越えずに引っ張るのだ。艶々さんの作品らしく、エロいが、エロ一辺倒ではなく、その中に笑いの要素も結構ある。
しかし、自分の学校時代を振り返ってみても、こんなエロくて若い女教師なんていなかったと思うが・・・。
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※初出は、「風竜胆の書評」です。