主人公は、とある会社の営業部の課長さん(この1巻には社名も主人公の指名も載っていない)その営業部に新城さんという可愛い女子が配属されてくる。敏感に危険な香りを嗅ぎ分けた課長さんだが、なぜか、新城さんと外回りのペアを組むことになってしまう。
実はこの新城さん大の激辛料理好き。うっかり、自分も辛いのが好きだと言ったため、新城さんと激辛料理店を回る羽目に。この課長さん、まだ独身のようで(結婚しているらしき記述はこの巻にはない。むしろ独身を臭わせるような感じだ)、この激辛料理店巡りが、二人のデートのようになっている。
この新庄さん、実は課長さんの好みのど真ん中ストライク。可愛い女の子にいいところを見せたいというのは、世の男子たちの性(さが)。おかげで二人の間の垣根はどんどん低くなるのだが、その反面、課長さんの体は激辛料理に悶える羽目になる。何しろ新城さんの学生時代、彼女の行く店に2度と付きあった人はいないのである。
この1巻に出てくるのは激辛マーボ豆腐、激辛スープカレー、激辛タイ料理、激辛韓国料理、激辛ホルモン鍋、激辛ラーメン、激辛メキシコ料理、激辛うどん。いずれも実際にある店で出されているもので、その写真も一緒に掲載されているので、興味があれば近くの人は言ってみればいいと思う。
この課長さん、すっかり新城さんに激辛仲間に認定されたようだ。新城さんの天然ぶりと課長さんの激辛料理を食べた時の悶え具合がなんとも面白い。しかし、辛い物は体にいいと言われているものの、激辛の場合はどうなんだろう。また、課長さんは激辛料理に慣れるのだろうか。
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