先ほど、秋田大学通信教育「地球科学コース」のうち「地球化学」の単位認定試験問題の解答と「鉱床学」の報告課題の解答を近くのポストに投函してきた。50肩の関係でしばらく中断していたが、またペースを上げたい。50肩が完全に回復している訳ではないが、前ほどの痛みはないし、あと1年半くらいの在籍期間もあるので、おそらく全部できるのではないかと思う。
この作品は、前作「消えない夏に僕らはいる」の続編となる。前作で風高こと風見高校で出会った椋本響と4人の仲間たち。5年前の事件のわだかまりは無くなり、この作品では最初から仲の良いグループとして描かれている。しかし、それでも事件が起こる。もっとも、殺人事件などの悲惨なものではないのだが。響と土門ユカリ、鷹端友樹、汐見紀衣は同じ1年5組だが、南雲宙太は国際理学科で7組にいる。
この1年5組に久遠寺絢子という教育実習生がやってくる。実はこの絢子、小説家としてデビューしていて、文芸部所属のユカリは大いに盛り上がる。
そして映研部長の斉藤航一が、絢子の小説「あとでのこと」を映画にしたいという。主役は、1年2組の篠島鞠。この後事件は起こる。屋上から骨格標本が落とされたというのだ。疑われたのは、その時屋上で撮影をしていた映研関係者。果たして犯人は誰か。
殺人事件などは起こらないとはいえ、この骨格標本バラバラ事件を解き明かしていく過程がなかなか面白い。名探偵役は宙太である。他の関係者は、絢子の妹で前映研部長の沙耶。昨年屋上から落ちたという酒井博史。彼と対立しており、学校を辞めた飯田健太郎、そして沙耶と同級生の守屋瞳。読者も事件の背景を推測してみるのもなかなか面白いのではないかと思う。
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