博多に住む中学生郷六平の青春というか性春というか、色々ませた子供の生態を描いた作品。昭和の街の子を描いた作品だ。
自分の中学生のころ振り返ってみると、田舎と都会の違いだろうか、どうも登場人物たちが、性に興味を持ちすぎているような気がする。六平が友人二人とストリップ小屋に入る場面があるが、そもそも田舎にはそんなものなかったし。でも、でてくるのがあんな吐き気を催しそうなあれなら、まったくうらやましくなんてないからね。
この感覚は良く分からない。祭で締め込みをしたらかっこいいと言われるようになる。締め込みというのは、一言で言えば相撲取りのまわしのようなものだ。要するに、尻丸出しの恰好なのだ。しかし博多っ子の祭にかける情熱。しみじみ博多のようなところに生まれなくてよかったと思う。あんな恰好をするのは普通に恥ずかしいぞ。
六平ら博多ものは山笠いのちのようなところがあるが、今でもそうなんだろうか。私など、どうもそんなのは苦手なので、博多などの派手な祭のあるところに生まれなくってよかったとしみじみ思う。
良くも悪くも、昭和の博多にはこんな風俗があったという後世の良い資料になるだろう。
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