本書も放送大学のテキストの一つだ。タイトルの通り、食と健康は大いに関係がある。本書を読めば、食に含まれる各種の栄養素がどのように体に吸収され、体の中でどのような働きをするかを知ることができる。
ただ思ったより細かい内容である。私自身は、高校まで化学が得意だった。しかし、大学に入ると化学をきっぱり捨てた。その理由は無機化学ならまだしも有機化学に入ると、覚えることが多いので、あまり記憶力に自信のない私としてはどうにも敬遠したいからである。
この手の本は、有機化学を抜きにして書くことはできないと思う。だから、本書中には化学の構造式がこれでもかと言うくらい出てくる。こういったものが好きならともかく、嫌気がさす人も多いのではないだろうか。
表紙に著者として名前が載っているのは二人だが、最後の分担執筆者紹介と編著者紹介のページを見ると、他に二人の執筆者がいることが分かる。つまり四人でこの本を書いているということになる。そして四人のうちの三人が農学系の研究者で、残る一人は医学系の人である。こういった本を読むと、つくづくそちら方面に進まなくてよかったと思う。
ただ、こういった内容が好きな人もいることは否定しない。ただ私にはそれほど面白くなかったというだけだ。
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