文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

異世界はスマートフォンとともに。1

2023-01-09 20:53:32 | 書評:小説(SF/ファンタジー)

 

 本作は、なろう系異世界小説のひとつで、コミカライズもされている。また、この作品は大分前にアニメ化もされている。主人公は望月冬夜という15歳の男子高校生。神様の手違いで下校途中に雷の直撃を受けて死んでしまう。断じて異世界転生ものによくあるように、トラックに轢かれた訳ではない(笑)。神様の不手際で死んだため、その詫として異世界に生まれ変わらせてもらった。もちろんこの手の話にはつきもののチート能力付である。彼の場合のチート能力は火、水、土、風、光、闇、無といった魔法の全属性持ちで、本来個人魔法である全ての無属性魔法が使え、魔力量もものすごいというもの。

 冬夜は双子の美少女エルゼとリンゼを助けたのをきっかけに、どんどん彼に好意をもつ美少女(お嫁さん候補;最終的には9人まで増えるらしい。)が増えていく。公爵(王様の弟)家の令嬢を助け、その母親の眼病を直す。そして、王様を助けて王女の婚約者になってしまうのだ。いくらお嫁さん候補が増えても問題はない。この世界は一夫多妻なのである。(もっとも冬夜は彼女たちには頭があがらないようだが。)もちろん異世界ものではおなじみの冒険者ギルドも出てくる。

 さらには、四聖獣の一体である白虎まで召喚獣にしてしまい、冬夜のこの世界での無双が始まる。タイトルにあるスマホは、神さまと連絡したり、写真を取ったり、検索したりと色々な使い道があるようだ。

 なお、作者はこの作品を書くときにPCは使わず、全てスマホで行ったそうだ。冬夜はこの世界でどこまで成り上がるのか。お嫁さん候補の美少女たちと無事に結婚できるのか。あと3体の聖獣はどう物語に関わってくるのか。色々と気になる。

☆☆☆☆

 

 

 

 

 

 

 

 

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