1~3巻までのレビューになります。
主人公は、住之江圭太という少年。この3巻までではまだ中3である。一つ上に、血の繋がらないあことりこという双子の可愛らしい姉がいる。この作品は、主人公が姉ちゃんたちといちゃいちゃするラブコメ漫画だ。血が繋がらないというのは、両親が再婚同志だから。自分は父親の、姉ちゃんたちは母親の連れ子で、幼稚園のころから姉弟をしている。
この手の話にありがちの家族の中での陰湿な関係はまったくなく家族仲はいたって良い。しかし、この両親、圭太と姉ちゃんたちのどちらかとがくっつくのを奨励しているのだ。母親なんかは近所の奥さん連中と姉ちゃんズのどちらとくっつくか賭けをしているらしい(オイ!)。
血がつながっていないので、近親相関にはならず法的には結婚してもまったく問題はない。母親は自分の実の娘なので世間でよくある嫁姑問題もない。おまけに、圭太は夫の連れ子とはいえ実の子同然なのだ。こんな優良物件はないだろう。そしてそれは父親にも当てはまるのだ。親の態度はある意味当然(笑)。
しかしこういうことは女の子の方が積極的。デープキスで圭太を起こすなんて日常茶飯事。かなりエロエロ場面もありなかなか過激である。昔のABC分類でいけば、Bまでは当たり前というところか。でもエロさよりは笑える場面が多い気がするのは気のせいか。さてさて結局どう落ち着くのかな。
☆☆☆☆
※初出は、「風竜胆の書評」です。