徳山高専事件容疑者の遺体発見に思う

　昨日のブログで、この事件のことを書いたが、奇しくも、今日のニュースで、容疑者の男子学生が遺体で発見されたことが報道された。

　容疑者が、次にどのような行動に出るのか気にかかっていたが、懸念していた通り、最悪の結果になった。

　死体の一部は白骨化していたということなので、事件の後、それほど経たないうちに自殺したのかもしれない。昨日は、顔写真を公開して手配すべきと書いたが、そうしていても、結果として間に合わなかったかも知れない。しかし、もしかしたらもっと違った結果になった可能性も否定はできない。マニュアルどおりにやるのではなく、時と場合に応じた適切な判断が必要なのである。

　これで、真相は闇の中になる可能性が高くなった。被害者のご両親の気持ちを思うと、なんとも痛ましい。



容疑の男子学生、遺体で発見　徳山高専事件 (朝日新聞) - goo ニュース


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週刊新潮の手配の１９歳を実名報道に思う

　周南市の徳山高専で起こった女子学生殺害事件で、週刊新潮が手配の１９歳を実名報道したという。

　一方、山口県警は、少年法の趣旨を尊重し、容疑者の情報を公式には一切出していない。

　報道によると、逃走している容疑者は、数千円の所持金しか持っていないという。常識的には、そう長い間逃走を続ける余裕はない。容疑者が切羽詰ってどのような行動に出るのか気がかりである。

　顔写真も公開されていない以上、市民からの協力は期待できない。何か事件がおきるまで、市民は何も分からないのである。

　警察は、顔写真を公開し、市民の協力の下に、一刻も早く容疑者の身柄を確保すべきであろう。この事件は殺人であり、被害者のご両親の無念を考えれば、少年だからと言って、情報開示に躊躇する必要はない。


手配の１９歳を実名報道　週刊新潮、顔写真も (共同通信) - goo ニュース



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一向に無くならない談合に思う

　４日夜、東京地検特捜部は、福島県発注の下水道整備工事をめぐる談合疑惑で、談合の仕切り役だったとされる２人を競売入札妨害（談合）容疑で逮捕するとともに、同県内の建設大手「佐藤工業」（福島市）などを捜索したという。

　談合は、本来の入札の目的である「競争」を有名無実化するものであり、独占禁止法で禁じる「不当な取引制限」にあたるものである。企業の社会的責任を考えれば許されるものではない。

　この「談合」に対して、作家の井沢元彦氏が興味深い指摘をしている。談合は、日本人の「話し合い絶対主義」から来ているという。これは聖徳太子の昔から続いており、その証拠に、十七条の憲法の第１条は、有名な、「和をもって尊しと為す」であるし、第１７条には「重大な事項は一人で決定してはならない。必ず多くの人とともに論議すべきである」とある。

　日本古来の伝統は大切にしなければならないが、こんな伝統まで守ってほしくはない。

　　　　　　　　　参考文献：歴史「再発見」物語　井沢元彦　廣済堂文庫


福島県知事支援者ら逮捕　談合容疑、仕切り役 (朝日新聞) - goo ニュース



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ソニーのリチウム電池回収に思う

　少し前のニュースであるが、デルやアップルに使われているソニー製の電池のリコール問題が発生した。

　このニュースを見て感じるのは、ソニーの「モノづくり」の力が落ちているのではないかということである。かって、ソニーの製品と言えば、信頼の象徴であった。何しろ、昔は、トランジスタを永久保証すると言っていた時代もあったのである。しかし、今はどうであろうか。ソニータイマーなる言葉が根強くささやかれているのは、なんとも情けないことである。

　まさか、本当にそんなものが仕掛けられているとは信じてはいないが、我が家のVAIOが１年１ヶ月で故障し、莫大な修理金を取られたのは事実であるし、プレステやプレステ２もあまり長持ちはしなかった。

　ソニーは、「（金属粒子の）混入があってもパソコンのシステム構成次第では事故には至らない」と主張していると言うことだが、事実ならモノづくりの資格はないと言わざるを得ない。独立した製品である以上、安全対策は自己完結すべきであるからである。


大丈夫？　ソニー電池　デル、アップル５９０万個回収 (朝日新聞) - goo ニュース



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道州制導入に期待

安倍官房長官が、道州制導入に３年で道筋をつけると表明した。現在の東京１極集中と地方の衰退に対して、道州制は有効な対策として大いに期待できる。

　現在の地方の疲弊は、東京に全ての権限が集まりすぎていることに大きな原因がある。道州制を導入するからには、中央官庁を解体し、ほとんど全ての権限を地方政府に委譲しなければならない。そして、国が関与するのは、外交、防衛等本当に国として必要なもののみに限らなくては、単に都道府県のくくりが大きくなっただけで実効性は期待できない。

　もちろん、道州の中でも、工夫は必要である。ミニ東京がたくさんできるだけでは、本来の目的とはかけ離れたことになるからである。


道州制導入、３年で道筋　安倍氏が表明 (共同通信) - goo ニュース　


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法律は論理の遊びか

　gooニュースによれば、夫の死後、凍結保存されていた精子で体外受精・出産した子を夫の子として認知するよう求めた訴訟の上告審で、最高裁が認知しない公算が大きいと言う。

　法律上、どのような論点があるかは分からないが、一番大切なのは、生物学的事実である。生物学的には誰の子供か明らかである場合には、認知するのが当然であろう。そもそも、法律自体が、最近の医療の発達についていっていない、過去の医療レベルを繁栄したものである。

　現在は、DNA鑑定などにより、非常に高い確度で親子である判定はできるのである。子供であることを認知すれば、どのような社会的不利益が生ずるのであろうか。

　法律が未整備だからといって、生物学的事実に目をつむり、形式上の論理をもてあそぶことは許されないであろう。



最高裁、認知しない公算　凍結精子児訴訟４日判決 (共同通信) - goo ニュース

風と雲の郷の別館開設

　風竜胆の運営する「風と雲の郷」の別館として開設した。

　本館の方と、どう使い分けるかは、これから考えるが、放送大学の話題や資格試験の話題は、基本的には、こちらに掲載するようにしたいと思っているのでよろしくお願いしたい。