文理両道

専門は電気工学。経営学、経済学、内部監査等にも詳しい。
90以上の資格試験に合格。
執筆依頼、献本等歓迎。

うっかりやりがちな 新型コロナ感染対策の間違い15

2020-09-15 09:13:55 | 書評:学術教養(科学・工学)

 

 新型コロナウィルスについては、人類が初めて遭遇する病原体であり、まだまだ分からないことが多い。しかし、全世界を上げて知見が積み上げられており、それに照らすと、感染対策として間違っているものがあるという。

 例えば、レジのビニールカーテンだが、「客→従業員」の感染予防策にはなっているかもしれないが、ウィルスはプラスチックの上で最大3日間生存できるので、頻繁にふき取りをしないと「客→客」の感染防止にはならない(pp10-12)。

 よくこれは、間違った例としてテレビなどで良く見聞きするのだが、次亜塩素酸などの消毒液を間違って使うのはだめだ。これを吸い込んだりしたら、却って危険なのである(pp23-26)。

 私など、消毒薬は、エタノール100%がいいと思っていたが、実はあまり濃度が高すぎてもいけないらしい。CDC(米国疾病管理予防センター)によれば、適正なのはエタノール60%~95%だと言う(p54)。

 これは本書のあちこちで述べられているし、他の所でも聞いた覚えがあるのだが、マスクは、他人にうつさないためにするもの。だから人のいないところで律儀にマスクをかけていても意味がない。

 あまり意味のないことをやっても仕方がない。寺田寅彦ではないが、何事も正しく恐れることが大切だということを再認識した。もちろん、ここに書かれていることは、知見が積み上げられると、将来的には変わる可能性がある。しかし、あまり意味のないことに力を入れても仕方がないと思う。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

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地球科学コース「岩石学」の報告課題投函

2020-09-14 12:39:54 | 秋田大学通信教育

 先ほど、近くの郵便局前のポストに、地球科学コースのうち「岩石学」の報告課題を投函してきた。これが、地球科学コースの第一号。

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放送大学2020年度2学期の学費支払い

2020-09-13 14:20:49 | 放送大学関係

 近くのコンビニから放送大学2020年度2学期の学費を支払ってきた。別途1学期に中止になった面接授業の学費が返金されるらしいが、面倒臭いので、差し引きにしてくれればいいのにと思った。今回は1科目の選択だが、これの単位をとれば6回目の卒業となる。

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経営情報学入門

2020-09-13 10:01:08 | 書評:ビジネス

 

 

 本書も放送大学で開講されている科目のテキストの一つだ。内容を一口で言えば、情報と言う観点に重点をおいた経営学である。本書は編著者を含めて7人の執筆者により書かれているが、統一的に採用しているのは、経営を広い意味での情報処理システムとして捕えアプローチしていくという手法だ。

 いまや経営にとって情報処理のためのシステムはなくてはならないものだ。といって情報処理システムがあるからといって経営が有利になるわけではない。いまや情報システムとはあって当たり前のものだからだ。だからないと業種にもよるだろうが、不利になる確率はかなり高いだろう。

 本書に書かれていることを熟読すれば、経営に関する情報処理の最低限の知識が身につくものと思う。経営にタッチするものとっては最低限の教養だろう。この最低限の教養を身に着ければ、どことは言わないが、少なくとも碌にITのことも知らない人間を、その方面の最高責任者にすることはなくなるだろう。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

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秋田大学通信教育「機械工学概論」の学習単位試験問題が返ってきた

2020-09-11 16:20:11 | 秋田大学通信教育

 さっきポストを確認すると、「機械工学概論」の学習単位試験問題が返って来ていた。結果は100A。これで「一般科学技術コース」がすべて終わったことになる。どうも「資源開発工学概論」は昨日最後にポストを確認した後で、返ってきていたようだ。いずれにしても、これで「一般科学技術コース」は完全に終わった。

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秋田大学通信教育「資源開発工学概論」の単位認定課題が返ってきた。

2020-09-11 11:37:20 | 秋田大学通信教育

 秋田大学から「一般科学技術コース」のうち「資源開発工学概論」の学習単位認定試験が返ってきた。結果は100A。これで14学習単位だ。残るは現在提出中の「機械工学概論」の学習単位認定試験だけだ。いずれにしても、このコースで現時点ではもうやることがないので、「地球科学コース」の方の報告課題に手をつけようと思う。

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からかい上手の(元)高木さん(3)

2020-09-11 10:41:51 | 書評:その他

 

 この漫画は、「からかい上手の高木さん」のスピンオフ作品。この作品では、高木さんは西片君と結婚して幸せに暮らしている。苗字が西片に変わったので、(元)高木さんというわけだ。二人の間にはちーちゃんという可愛い娘がいる。このちーちゃんがとっても可愛いのだが、そのうち「お父さん臭い」とか「お父さんのパンツと一緒に洗わないで」とか言い出すのだろうか(笑)。まあ、世の中のお父さんには、そうなれと思っている人も多いかもしれないが(笑)。

 さて、この作品でも西片君はあいかわらずからかわれている。なにしろ、ちーちゃんの今年の抱負が、「おとうさんをからかいまくる」というのだから。ちーちゃんは、しっかりお母さんの性格を受け継いでいるようだ(笑)。

 西片君は、今年こそ(元)高木さんのからかいをやめさせたいようだが、からかわれてもいいじゃないか。西片家は、お父さん(西片君)が、(元)高木さんやちーちゃんに、からかわれることによって笑顔が絶えないのだから。そもそもこんなきれいな嫁さんと可愛い娘にからかわれて何の不満があろうか。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

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危機を乗り越えるマインドフルネス

2020-09-09 10:20:03 | 書評:その他

 

 マインドフルネスという言葉を聞くことが結構多いが、本書によれば、

自分の「今、ここ」の現実に気づき、客観視することでネガティブ思考を客観視して(ママ)手放し、ネガティブ感情を癒す、とてもすばらしいツールです。(p6)

ということらしい。このように書くと難しいように思うが、要は経験や先入観にとらわれた価値判断をせずに、今この瞬間をあるがままに受け入れるということだ。元々は仏教がルーツのようだが、今は宗教色は無いようである。

 このマインドフルネスは、第三世代の認知行動療法にも取り入れられている。「認知行動療法」というのは、ある人に関する問題の原因が認知の誤りにあると考え、それを修正することで、問題行動を無くそうとするものだ。このストレスの多い時代、マインドネスはそれらを緩和するツールになるだろう。

 本書には、マインドフルネスの練習方法や日常への活かし方などが紹介されている。マインドフルネスに精通することで、ストレスが緩和されれば免疫力も高まり、今問題となっているコロナのリスクへの緩和も期待できるだろう。

☆☆☆☆

 

 

 

 

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半七捕物帳 02 石灯籠

2020-09-07 10:38:23 | 書評:小説(ミステリー・ホラー)

 

 岡本綺堂の代表作、半七捕物帳。この話は半七の最初の事件である。まだ半七が神田の吉五郎という岡っ引きの下で働いていた頃の物語だ。これも、「わたし」が明治になってから、半七老人の話を聞くと言う形になっている。半七は、日本橋の木綿店の通い番頭の子として生まれた。十三の時に父に死に別れ、母は父のあとを継いでもとの店に奉公することを期待していたが、半七は道楽の味を覚えて家を飛び出し、吉五郎の子分となったらしい。

 さて事件の方だが、日本橋の小間物屋菊村の娘・菊が、行方不明になった。菊村の主人は5年前に死に、今はその女房のお寅が女あるじだという。菊は一度帰ってきたがすぐまた居なくなってしまった。そしてお寅が殺害される。菊に殺されたという。本当に菊は親を殺害したのか。これを解決したのが半七というわけだ。

 半七が注目したのが、庭の石灯籠の笠の上にある小さな爪先だけの足跡。ここから半七は事件の解決まで繋げるのだが、この一件が基で、半七は吉五郎の後を継ぐことになってしまう。つまり、この事件あっての半七ということだ。


 小さな事実から推理して真相を炙り出す。まさにミステリーの原点といえよう。

 

☆☆☆☆

※初出は「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

 

 

 

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からかい上手の(元)高木さん(2)

2020-09-05 09:35:32 | 書評:その他

 

 

「からかい上手の高木さん」は、西方君と高木さんの学校生活を描いたラブコメだが、この「からかい上手の(元)高木さん」というのは、そこからのスピンオフ作品である。二人のその後を描いたものだ。

 この(元)というのは、高木さんが結婚して苗字が変わり高木さんではなくなったという意味。高木さんの結婚相手はなんと西方君。2人の間にはちーちゃんという可愛らしい娘がいる。

 美少女から美女になった相変わらず綺麗な(元)高木さんだが、西方君をからかうのは相変わらず。むしろからかう相手が西方君とちーちゃんと二人に増えて元気いっぱいなような(笑)。

 そして西方君の方はどうかと言えば、(元)高木さんとちーちゃんの二人からからかわれる毎日。これまでの1対1から1対2になったのだ。

 呼び方がお父さん、お母さんになった二人だが、西方君がからからかわれるのは相変わらず。でもそれは(元)高木さんの愛情の裏返し。なにしろ(元)高木さんは西方君の胃袋を完全につかんでいるようだから。二人のラブコメはまだまだ続く。

☆☆☆☆

※初出は、「風竜胆の書評」です。

 

 

 

 

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