マインドフルネスという言葉を聞くことが結構多いが、本書によれば、
自分の「今、ここ」の現実に気づき、客観視することでネガティブ思考を客観視して(ママ)手放し、ネガティブ感情を癒す、とてもすばらしいツールです。(p6)
ということらしい。このように書くと難しいように思うが、要は経験や先入観にとらわれた価値判断をせずに、今この瞬間をあるがままに受け入れるということだ。元々は仏教がルーツのようだが、今は宗教色は無いようである。
このマインドフルネスは、第三世代の認知行動療法にも取り入れられている。「認知行動療法」というのは、ある人に関する問題の原因が認知の誤りにあると考え、それを修正することで、問題行動を無くそうとするものだ。このストレスの多い時代、マインドネスはそれらを緩和するツールになるだろう。
本書には、マインドフルネスの練習方法や日常への活かし方などが紹介されている。マインドフルネスに精通することで、ストレスが緩和されれば免疫力も高まり、今問題となっているコロナのリスクへの緩和も期待できるだろう。
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