小雨、23度、92%
香港の郵便局は、年に10回ほど記念切手を発売します。秋口になると、次の年の記念切手のカタログが郵便局に置かれるようになります。
自分が住む国以外からの手紙に付いている切手は、それが記念切手であろうが無かろうが、楽しい物です。記念切手を、シートで買うようになって、随分経ちます。シートとは、25枚が一枚になっている切手のこと。
どちらも$3切手です。$3切手で、日本もヨーロッパもアメリカも出すことが出来ます。
記念切手の蒐集をしているわけではありません。使うために、手紙に張るために、意匠のいい切手は、必ず買うようにしています。25枚あっても、あっという間に使うのですが、時に、2枚3枚と残しておくことがあります。
この6種類の切手に共通しているのが、 エリザベス2世のマークが入っていることです。つまり、返還前の香港の切手です。
13年前のうさぎ年の切手です。ウサギが触っている大きな金色のミカンを、スリスリと擦ると字が出てきます。後にも先にもこの切手だけ。
春節(旧正月)前になるとこうして干支の切手が発売されるのですが、残念なことに春節は暦の上でのお正月より後になります。干支の切手を、私は年賀状に貼ることが出来ません。
今、手元にある切手はこれだけです。ダイアナ妃とチャールズ皇太子二人の切っても使ってしまいました。最近、つくづく香港に長居してしまったなと思う反面、いつまでいることが出来るのかもわかりません。記念切手ぐらい、もっと取って置けばよかったなと、後悔しています。でも、きっと、香港のこの切手を受け取ってくれた人たちが、何か感じてくれたのではないかなと思っています。
世界中のポストサービスが、一番忙しくなる季節を迎えます。クリスマスカード用には今月の末に出る、香港野鳥の切手を、年賀状には、香港ミュージーアムコレクションのうちの一枚を使うつもりです。