晴れ、24度、92%
きのこの季節になりました。今では、一年中あるきのこです。専門家の人によれば、それでも、やはり秋から冬が一番美味しくなるのだそうです。
香港の人たちも、きのこ好き。もちろん、椎茸を使う料理が一番多いのですが、干した椎茸の方を好んで食べます。香港で売られている干し椎茸、一番お値段がいいのが、日本のドンコです。中国の物に比べたら3倍もします。それだけ、かさが厚く、いい香りです。
スーパーの棚には年中同じきのこが並んでいます。椎茸、しめじ、エノキ、マッシュルーム。ところが、市場に行くと、珍しいきのこがあります。
ヤナギマツタケ、フクロタケ。あれ、キクラゲなんかもありますね。
ヤナギマツタケは、松茸とは全く違う品種です。日本でも、街路樹の根元なんかに生えているのを見かけます。香りは強くありませんが、茎の食感が面白いきのこです。
白しめじと思っていたら、どうも違うきのこのようです。エリンギのような歯触りで、くせの無いきのこの香りがします。
フクロタケ、世界で3番目に栽培量があるというきのこです。タイ料理のトムヤンクンには、必ず入っています。半分に切ると、
とにかく可愛いきのこです。ただ、フクロタケ、とても傷みが早いのが難点。市場でも、どこの八百屋も売っているわけではありません。古くなると、頭から開き始めます。そのうち、水気が出始めると、イヤーなにおいに変わります。売る方も、管理が大変なきのこです。コロンとしているのに、柔らかな舌触りで、新鮮なうちは独特の香りがあります。中華では、炒め物として出されます。中華料理といっても、フクロタケを使うのは、広州から南だそうです。