霧雨、22度、83%
この時期から来年の春節まで、香港の花市が一番にぎやかになります。昆明からの花が主流の昨今ですが、オランダ、オーストラリアや南アフリカからの花が、毎日のように入ってきます。もちろんお値段は、こうした花の方がずっと高いのですが、バラなど香りが違います。違うというより昆明のバラは、香りがありません。
この一週間は、オランダからのヒヤシンスと過ごしました。荷を開けたばかりの花は、水に挿さずに並べてあります。開花を遅らせるためでしょうか。
家に帰って包みを開けると、大きなヒヤシンスの花の根元に小さい花がそれぞれ付いています。まずは、切り詰めずに、 大きい方ばかりを寄せてみました。 こちらは小さい方。ところが大きい花の方は、頭が重い上に球根ですから茎が弱くて、3日目の朝には、首から撓垂れています。
困りましたね、そこで、 切り詰めてラフィアでしっかりと縛り、お互いに支えるように生けてみました。
ヒヤシンスのちょっと青臭い香りが、朝晩の冷やっとする空気に漂います。ラフィアで縛るとき、下の花を落としました。
香港、最近の温度は22度前後です。湿度が高い日があったりで、寄り添っている花同士が蒸れて傷みが早かったようです。
チューリップもそうですが、球根ものの花を長持ちさせるのは一苦労。
今日から、家を3日ほど空けます。留守の者に、花の手入れまで願えないので、花殻は始末しました。旅から帰って、部屋に枯れた花があることぐらい、寂しいことはありません。