曇り、28度、83%
香港は、夏の装いで過ごす期間が半年近くも続きます。私など、半年もサンダルを履いています。着るものも出来るだけ軽装、ノースリーブのものに家では短パン、出かける時はスカートです。きれいな色の服、柄の服を持っていないので、いきおい毎日同じような服装をしています。あまりに素っ気ない服装の時、冬だと大きなブローチという手があるのですが、夏の服にブローチは重くて耐えれません。そこで、夏にはネックレスをすることがあります。前開きのシャツの時には首周りにする短めのものですが、タンクトップの時はみぞおち辺りまで来る長いものを付けます。
幾つか持っていますが、なぜか出番の多いのがアンリークイールのネックレスです。どれも最近のものではありません。一番古い物は10年以上前のもの、この夏よく使うのが、いろいろな色のトンボ玉が付いた金属のビーズがひもになっているタイプです。
古いトンボ玉をアンリークイールはよく使います。小銭入れのジッパーについていたり、バックの蓋についていたり。ネックレスの先には、 そんなトンボ玉より大きめのものが琥珀や象牙と一緒に使われています。象牙は真ん中の輪っかが大きいので、あっちに行きこっちに行きします。ひとつ小さな鈴が付いています。きっと隣を歩いている人ですら聞き取れない位、微かですが、歩く度に小さな音を立てています。
もっと大きな音でもいいなという位、楽しくなる音です。以前、セーターの袖口に数個の鈴を付けたものを見ました。腕を動かす度に、音をたてるに違いありません。耳障りかなと諦めました。でも、動く度に鈴の音を聞けば、私自身が楽しくなるように思います。
胸の辺りで、音がする。暑い夏も平気です。