チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

笑顔

2013年08月19日 | 日々のこと

曇り、27度、89%

 中華圏に住み始めて、もう20年が以上が経ちます。中華圏といっても香港だけですが、中華圏を旅することも度々あります。同じ地区に長く住んでいると、だんだん顔見知りの人も出来てきます。もちろん、一番ふれあいが多いのはお店の人たちです。お互い名前は知らなくての簡単な挨拶は交わします。その挨拶の時、なんだかしっくりこないものを感じます。何だろう?その挨拶を交わしながらふと感じる私の心の中を過って行く感覚の正体が分かったのは、5年が過ぎた頃でした。

 日本では、最たるものはマクドナルドなど、カウンター向こうに並ぶお店の人はニコニコと挨拶してくれますし、注文を取っている間も、ニコニコ。これが当たり前と思っている私たちです。お客様だから、お金を落としてくれるから、という笑顔かも知れません。ところが香港では、長い顔見知りの人でも、立ち話するようになったような人ですら、挨拶のとき笑顔がありません。しかも、こちらが声をかけても、挨拶すらしない人もいます。もちろん、皆が皆ではありませんが、大方の人がそうです。普通に話をしていると大笑いなどするのですが。

 ちょっとした笑顔、これって、いい潤滑油です。その笑顔が、お客様に対する営業スマイルだとしても、受けた側は心にストレスを生じません。落ち込んでいたりして下を向いて歩いているようなとき、笑顔で挨拶をを受けると、自然とこちらも笑顔を作ります。引きつった笑顔かも知れません。毎日、営業スマイルを振る舞っている人たちは、そのことでストレスがあると思います。それでも受ける側は、なんとも嬉しく感じます。いえ、嬉しく、ありがたく感じる私のような人もいます。

 国民性の違いか、笑顔の少ないところで長いこと生活していると、私までブスッとしかねません。心が重い時でも笑顔を作ると、一瞬気持ちが晴れます。人に対する快、不快だけではなく、自分のために今日も笑顔で過ごしましょう。

コメント
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