小雨、27度、83%、シグナル1
暑いからさっぱりとおそうめんだけとか、食欲がないから軽い食事を、なんていうことからほど遠い私です。しかも、暑くても熱いスープ、熱いお茶が一番と来ています。そんな私が、熱々に作ったものを、わざわざ一晩冷蔵庫で冷たくして、楽しみに食べるのが夏場の冷たいお味噌汁です。残り物を取って置いたのではありません。主人は、冷たいみそ汁なんて好きでないと仰ったので、以来、私ひとりの楽しみです。
秋田にも、キュウリを生のまま使う冷たいみそ汁があるそうです。火を通さないキュウリの歯ごたえがいいそうですが、まだ試したことがありません。私の定番は、 茄子です。普通に煮立てて作った茄子のみそ汁を、しっかり冷たくしていただきます。わかめを入れてもいいのですが、今日は小ネギを合わせました。
最近、香港の市場に新種のきのこがお目見えしました。 パッと見るとエノキのようですが、もっと細く、やや黄色がかっています。おばさんに値段を聞くと、やたら高いのです。それもそのはず、台湾からの輸入物です。おばさん曰く、炒めると美味しいよ、とのこと。早速、炒めてみました。エノキに似てはいますが、あの独特な匂いはなく、筋っぽいというより細いのに歯ごたえまであります。この名前の解らないきのこ、頭の部分は、そうそう、ナメコにそっくりです。ナメコは日系のスーパーで売られていて、ほんの少々で高嶺の花です。
このきのこ、一袋がとても大きいので、少し取り分けてみそ汁を作りました。そして、冷蔵庫に、翌朝のお楽しみです。 お豆腐を切らしていたので、きのことシソの冷たいみそ汁です。一口すすると、あら?ナメコのようにぬめりが出ています。このきのこ、どこを触ってもヌルヌルなんてしていません。炒めた時もシャッキとしていたのに。不思議なきのこです。もちろん、みそ汁でも美味しく頂けます。
こういう見つけものをすると、とっても得をしたような気分です。