晴れ、25度、85%
東京に出張に行く主人、成田便で帰ってくる時は、必ず、成田空港で野菜を買って来ます。空のマルシェというお店です。成田空港内にあるそうですが、私は見つけることが出来ずにいます。主人は既に顔なじみ、帰国した時に前を通ったら、段ボールを用意して待ってるから、と声をかけられたそうです。
そして、その言葉に違わず、段ボールを引っ張って帰ってきました。全部お野菜、しかも新鮮なお野菜です。嬉しいのですが、なんといっても、我が家は夫婦二人の家庭です。
どんな時でも入っているのが、サツマイモ。これはモモさんの朝ご飯に欠かせません。香港のサツマイモ、紫いもからオレンジの芋まで各種あるのですが、筋っぽいのとべったりした食感のものばかり、日本のサツマイモの美味しさは格別です。今回は小松菜、小メロン、オクラ、ごぼう、白茄子、幸水、そして、カボチャ。 成田東部の産のカボチャです。ご覧のように、飛行機のマークが付いています。さて、ひと玉をどう使いましょうか?カボチャは私の大好物です。
サラダからポタージュまで、出来るだけそのままの甘みを食べたくて味を薄めに料理します。ですから、私にとってはカボチャの煮付けはもってのほかです。
最後の一塊をインドのサフジを作りました。日本のしっかりしたインド料理の店でも、メニューにサフジを見るのは滅多にありません。サフジとは、野菜の炒め煮、もしくは炒め蒸ししたものです。材料にはカリフラワーやジャガイモ、人参、オクラが多く使われます。
クミンシードをオイルで弾くまで炒め、ニンニク、しょうがとコリアンダー、ターメリック、レッドペッパーでじっくりと火を通します。焦げ付かないように、水を少しさすといいかもしれません。
インドのホテルのビュッフェ、ずらりと並んだトレーには、私たちから見れば全部がカレーにみえます。ところが、だんだん見慣れて来ると、野菜のサフジが2、3種、カレーが2、3種、豆のスープが2、3種、それにチャパティやナン、ブリアニやプラオライスのご飯ものが並んでいるのが解ります。ベジタリアンの多い国柄、サフジは、欠かせないメニューです。
クミンシードが口の中ではじけて、それぞれのスパイスの持つ香りが上ってきます。辛さはレッドペッパーで調整してください。カボチャの甘みがスパイスと混ざって、ごちそうさま。