晴れ、26度、89%
イギリス系の自社ブランドを売るMarks & Spencerは、27年前に香港に来た時からある衣料品中心お店です。高級なものでもなく、かといってファーストファッションでもなく、ちょっとあか抜けない感じの服が揃っています。ここの一番小さなサイズですら、私には大きいので、あまり出かけることはありません。以前から、紅茶やクッキー、ワイン、缶詰類も小さなコーナーで売られていました。取り立てて美味しいとか言うものもなく、これも中道路線の品揃えでした。ただイギリスから空輸されてくるパン、イースターのホットクロスバンズやクランペットはここでしか求めることが出来ませんでした。
昨年辺りから、このMarks & Spencerが急にフードコーナーを充実させ始めました。イギリスからもってくるパン以外にもインストアーベイカリーが、どの店にも出来ました。挙げ句に、食品だけを売る路面店まで出来たのです。さすがにミルクはありませんが、ヨーグルト、チーズ、バターなどのデイリー物まで置いてあります。
私がもっぱら利用するのはセントラルのお店です。地下の食糧品売り場には、昼食時になると、近くの会社勤めの白人のおじさんたちが、ドッとやって来ます。焼きたてのパン、香港で作ったサラダ、イギリスから来たスムージーなどを買って行きます。午前中は、白人のおばさんたちが、冷凍物やハム、ワインをお買い求めです。彼女たちのバスケットの中身を観察しいると、どうやら、スープが美味しいのかもしれません。3人に2人が、買って行きます。
早速真似をして買ってみました。 イギリスで作られた物を冷蔵で運んで来ています。ですからそんなにお安くはありません。まず冷たいまま食べてみます、まあまあ。この容器まま電子レンジで暖めます。チン。暖かい方が数段美味しくなりました。チーズや山羊のバター、ヨーグルトは私の好みの味です。イギリスの食べ物がおいしくないというのは昔の話ですね。
ここで扱っているワインは確かにあまり美味しいとは言えませんでしたが、今では、値段のわりにはそこそこのワインも買うことができます。
全ての物が自社ブランド、大半をイギリスから運んで来ているこの熱意には驚きです。ビスケットなどまでイギリス製。正確なことは解りませんが、イギリス人の方たち、まだ香港に多く住んでいるのでしょう。私たちが日系のスーパーに行くのと同じ心境なのでしょう。
それにしてもパッケージがスッキリとしています。このスープの容れ物もリユース出来そうです。次回は冷凍のディナーパック、TVディナーのような物に挑戦してみます。