曇り、6度、57%
日本で迎える30年ぶりのお正月です。息子一家もこの日のために東京から来てくれました。ただ一つ残念なのは、主人が仕事の都合で香港です。香港のお正月は春節、暦のお正月は普通の祝日にすぎません。
日本にいると12月は忙しなく過ぎて行きました。クリスマスの支度、お正月の支度、私なりに欲しい物がどこで手に入るかも分からないので、尚更右往左往しました。どうにかお正月を迎えました。
床の間には根引きの松を飾りました。 松の種類が豊富に年末の花屋を彩っています。まっすぐに伸びた松もきれいですが、敢えて枝ぶりを見せる松を選びました。真っ白な椿を合わせたいと探しますが見つからず、紅白の葉牡丹をあしらいました。手前の「仏手柑」はみそかの午後友人から送られて来たものです。立派な「仏手柑」はこの床の間をグッと引き締めてくれました。
書院には、 黒松を小さく仕立てたものと友人の家の庭の赤い椿です。
戌年の今年、たった一つ戌に因んだものを求めました。 一刀彫りの戌です。かすかに楠の匂いがする彫り物で、和犬の優しい表情がこの一年我が家を守ってくれるはずです。
玄関には博多の特徴あるしめ縄を飾るつもりでした。クリスマスに数日帰国していた主人とふらりと入ったお店でパグのしめ縄を見つけました。引き違いとの玄関には似合うはずもないと思います。そんな私の思惑とは違い主人はさっさと買ってくれました。小ぶりなしめ縄です。玄関脇に飾りました。息子のお嫁さん、「ココちゃんですか?」と聞いてくれます。このしめ縄、私にとってはモモでもありココでもあります。
最後まで掃除に追われた年末、気持ちよくお正月を迎えました。この一年、さてどんな事が待っていてくれるのか、楽しみな年の初めです。 お近くにお越しの折には、お立ち寄りください。今年もよろしくお願いします。