チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

寒さの中の走り

2018年01月27日 | 走ること

曇、1度、55%

 朝目覚めると暑さ寒さに関わらずピコンとおきます。目覚まし時計は使いませんが、ほぼ毎日決まった時刻です。起きて1時間ほどしたら、家を出て走りに出かけます。年中同じ時間です。夏ならすぐに日が昇りますが、この時期、日の出前に家に帰り着きます。香港の頃と変わらない生活です。

 日本に帰って来てそろそろ1年、帰国前は寒い中を走ることができるかと心配でした。香港は気温が下がっても10度を切るぐらいです。スパッツを履いたこともありません。せいぜい上着は2枚で十分でした。日本で走り始めた昨年2月、用意して来た防寒用のランニングウェアーは大活躍しました。この冬は殊の外寒いと聞きます。以前にも増して走りに出る時の服装に気を使います。

 足元はスパッツ一枚ですが、走り始めて10分もすると太もものところからじんわりと温かくなります。背中も肩甲骨の周辺がホカホカとして来ます。体は薄いものを5枚も重ね着しています。薄いものですが動くことで保温する繊維が使われたウェアーです。足先は年中同じサポートタイプのソックスとシューズ、こちらも寒さを感じません。首にはスヌードを被ります。襟元からの寒気を防ぎます。頭も耳もちっとも寒くないので帽子や耳のマフラーはしません。ところが防寒しても冷たく感じるのが両手です。手袋をしてもかじかみます。走っているから尚更ですが、横を走り抜ける自転車の人はもっと手先が冷たいに違いありません。

 暗い中を走りに出かけると聞くと大胆に思われます。ところが私は小心者ですから、走るルートには交番が1軒、コンビニエンスストアーが4軒あります。向かう大濠公園はすぐ隣接してアメリカ領事館があります。おかげで周辺には警官が常駐しています。私一人走っているわけではありません。走る人も歩きに来ている人も犬の散歩の人もいます。残念なことにパグの散歩にだけは遭遇しません。柴犬やシュナイザーが安全ランプを付けてお散歩です。

 家の玄関を出て空を見上げます。張り詰めた冷気が身を包みます。この時なぜか、「幸せだなあ。」と感じます。玄関を出て雨や雪が降っているとすぐに中に引き返します。若い頃と違って雨の中は走りません。香港の時より距離を減らしました。小1時間で帰宅します。

 一昨日、大濠公園のすぐ近くに住む友人から「大濠公園の日の出」の写真をいただきました。私が走るときは、水面も真っ暗、少し高い建物の黒い影が見えるだけです。その様子も美しいので写真に収めたいと思いますが、如何せん指先が思うように動きません。寒さで空気は澄み切っています。大濠公園の日の出はダイナミックとは言い難く、都会の静かな日の出です。私が大濠公園の日の出を見れるのは数ヶ月後、柳の芽が膨らみ始める頃になると思います。さあ、今日も博多湾から吹き付ける北風に向かって家を出ます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする