曇、4度、67%
落葉樹の葉はすっかり落ちてしまい、常緑樹の葉も春の新芽が付き始めぱらぱらと散り始めました。寒さの中、寂しさを覚える庭の風情です。
クリスマス、お正月と祝い事が続く時期に表の道に面した庭には寄せ植えをいくつか作り置きました。台所から見ていると、我が家の前を通る人たちは寄せ植えの花に目を留めてくださいます。作った私も嬉しいのですが、寒さの中懸命に花をつけている植物たちも喜んでいるように思います。
エリカダーレンシスにフランス小菊をあしらった寄せ植えです。 エリカの特徴ある赤い色が映えます。色とりどりのプリムラやジュリアンにフランス小菊を寄せました。先日の雪に当たって花びらが霜焼けをおこした花もありますが、玄関先に彩りを添えてくれています。寄せ植えを作るのは初めてです。しかも、花選びをしたのは主人です。色合わせや配置、高低を考えながらの楽しい作業でした。
裏庭はオリーブの緑がよく見ると脇に新芽をつけています。レモンは冬の間も綺麗な緑の葉っぱです。モモさんにいただいた「花桃」は葉を落としていますが、新芽が大きく膨らみ始めました。緑を誇っているのはローズマリー。ハーブを植えていた一角にはパセリ、イタリアンパセリの2種類が今も綺麗な葉っぱをつけています。 多年草の、オレガノ、ミント、タイムは葉こそ落ちていますが根は元気に冬眠中です。昨夕、パセリを摘みに庭に出ました。ハーブの植わっているのはびわの木の根っこ、パセリは葉蘭の葉っぱに守られるように生きています。雪も凌げました。「元気ねえ。」と声をかけてやります。。パセリを摘む時葉っぱを持ち上げてびっくり、 こんなに大きな根っこを持っていました。しっかりと地に根を張っています。元気な秘訣はこの根っこです。
ゆっくりと土の天地返し、新しい土を入れ始めています。90個のチューリップ、幾つ咲くでしょうか。父の命日にと思った水仙はまだ花芽もつけていません。立春が過ぎると、一斉に春に向かって動き出す気配の我が家の庭です。寒さの中じっと息を潜めている庭の生き物に、元気をもらいます。