曇、1度、53%
私は空き缶が好きです。素敵な缶を見ると、中身でなくて缶欲しさに物を買うことがあります。昨年の誕生日の日、北海道のお菓子「白い恋人」をいただきました。ラングドシャーにチョコレートコーティングされたお菓子です。缶は小さな金具で留めます。「あら可愛い缶だわ。」と早速チョコレートをお口に入れました。一つでは終わりません。また缶を開けて、チョコレートを口に入れます。その時、「あれ?」よくよく缶の表を見ました。 缶のど真ん中には赤い洗濯カゴに入ったモモさんの写真が刷り込まれています。「モモ缶」です。テーブルの上に出しておきました。主人も開けてはチョコレートを食べているのにモモさんに気付きません。「ここにモモさん。」と教えると「洒落たことするね。」と「モモ缶」は以来私のお宝缶です。中には集めたグリーティングカードが入っています。
昨日、小包が届きました。贈り主と持った時のその感覚から「もしかして?」と急いで包みを開けました。「当たり!」出て来たのは、「ココ缶」です。 ココさんの顔写真の横にはバレンタインのメッセージ付き。もう一つ私のお宝缶が増えました。まだチョコレートが入っていますが、「空いたらこれには何を入れようかな?」手紙周りの物を入れて、「モモ缶」と「ココ缶」は同じ引き出しに仕舞われると思います。
お菓子の「白い恋人」は中国人や韓国人にも人気のお菓子です。香港にも売っています。ここ福岡の国際線のお土産売り場にも山積みされています。普通の缶の「白い恋人」です。大きな袋いっぱいに買って帰る人を見ます。「モモ缶」や「ココ缶」は、地元の北海道でしか作ってもらえません。
二つの缶を並べてご満悦な私、テーブルの下でココさん見上げています。 「ココさん、これはチョコレートだからあげられないのよ。」と台所に行ってこっそり口に放り込みました。
私が少しお疲れ気味なのをご存知の贈り主、疲れを取ってくださいとのご配慮です。ありがとうございます。嬉しいので、昨晩は枕元に二つの缶を置いて休みました。