晴、6度、91%
先週の火曜日の夜中です。寒くて目が覚めました。上半身にお布団がかかっていません。私のベットで一緒に寝る方はお布団に入るのがとても下手です。寝るときにはお布団の中に潜りますが、暑くなると出て来ます。暫くしてまた潜ろうとするとき、うまく布団の隙間から潜ることができずに、布団だけをズンズン押して下におろします。その時も私の腰あたりに固まった布団の上で暖かそうに寝ていました。
朝起きるて服に着替えようとすると、肩先あたりがムズムズと寒気がします。いつもならサッサと着替えるのに、パジャマを脱ぐのが億劫です。昼間もちょっとそこまで買い物に出るのに気が引けます。肩から肩甲骨の辺りに寒気が残っています。そんなことは言って要られません。義母の骨折入院で担当の医師との面談もあります。その後のことが決まる日です。熱はありません。よいしょと車を転がして病院に向かいました。
木曜日に義母の手術が決まりました。金曜日には予てから予定していた免許証の書き換えに飯塚まで行きます。ここで熱など出ては大変です。病院の帰りに薬局に寄りました。重症になる前に市販の風邪薬で防ごうと思います。薬局の目抜きにはずらりと風邪薬が並んでいます。日本の風邪薬に疎いので、片端から全部薬の効能や分かりもしない成分を読みました。それでもどれがいいのか分かりません。薬の箱を読んでいたのにはもうひとつ理由があります。「眠気」です。漢方由来の風邪薬を除くとどの薬にも「服用後の運転は避けてください。」と書かれています。車の運転ができないと不便極まりません。悩んでいるとお店の方がどの薬がいいかアドバイスしてくださいました。私のアレルギーの有無を聞くと、「我が家はみんなこれが効くと言っています。」と小さな青い箱を指差されました。まさか私が「眠気」で迷っているとはご存知ありません。珍しく素直にお店の人のお勧めの青い箱の風邪薬を買いました。
早速、夜なら運転しないので夕飯後に薬を飲みました。2時間ぐらいすると首のあたりから眠気が登って来ます。目がとろりとします。これを目安に早朝と夕飯の後に薬を飲むことにしました。寒気は相変わらずですが、咳が目覚めると暫く続きます。朝晩薬を飲み、車の運転の必要にない日には日に3回薬を飲みました。丸3日後、肩先の寒気は消えています。朝の咳も「コホン。」ぐらいになりました。アドバイス通りよく効きます。けれども飲んで2時間後くらいの眠気も半端ありませんでした。
香港にもこの季節は風邪薬が薬局に並びます。西洋の薬、漢方の薬、数はかなりです。私が使うのは、「PANATOL」というイギリスの薬です。おそらく香港でも主流の薬の一つです。病院でもこの薬が出されることがあります。「PANATOL」の箱の中央下の丸い緑のマークには、眠くならない薬だと書かれています。今回使った日本の薬ほどではありませんが、効き目もあります。
すっかり風邪のゾクゾクが抜けました。ゾクゾクと薬の眠気に悩まされた3日間でした。日本の薬はよく効きます。でもできれば眠くないタイプも作ってほしいものです。「PNATOL」の8錠、いざの時のためにとってあります。主人が次回戻ってくるときは、たくさん買って来てもらうつもりです。