雨、7度、61%
ココさん、今、1歳と6ヶ月です。我が家にやって来た昨年5月、9ヶ月になっていたココさんはヒートが始まっていました。ヒートの時の独特な匂い、子供の頃飼っていたのはメスの犬が多かったので思い出します。ちょうど半年、またヒートがやって来ました。
この半年、ココさんの避妊手術のことを幾度も考えました。ご存知の方も多いと思いますが、モモさんを私は女の子だと思って家に連れ帰りました。たくさん子犬を産んでもらい、私は一杯のパグの中で暮らす夢を見ていました。ところがモモさんが我が家の来て3週間後、モモさんの後ろ姿に唖然としました。玉が2個下りて来たのです。がっかりしたのは言うまでもありません。そして、モモさんの玉は前立腺が肥大し始めるまで2個ありました。この前立腺の肥大がモモさんの死因です。女の子だって子宮を持ったままだと様々な病気の発生があると言われます。動物病院の先生は避妊手術を勧めます。モモさんが我が家の来た時から14年、私も60歳を越しました。今は子犬をココさんに産んでもらいその子たちを育てようとは思っていません。
クリスマスに戻っていた主人とココさんの避妊手術のことを話し合いました。主人は避妊に反対です。私も生まれて来た時の体のままでココさんを育てたいと思います。主人と私の選択は、ココさんは避妊手術をしないことになりました。
赤い染みがポツポツ、カーペットに落ちています。不思議そうに匂いを嗅ぐココさんです。一緒に寝るシーツにもポツポツ。洗えば落ちることですから大したことではありません。「ココさんは女の子だから、ガフガフ言わずにおとなしくね。」と声をかけても相変わらず怪獣路線まっしぐらです。少しは体調の変化があるのか、物憂げにしていることもあります。
モモさんへの思い、ココさんが側にいてくれることで十分に幸せです。でも私のことですから、急に子犬が欲しいと思うかもしれません。その時はココさんにお婿さんを探します。一年に2回、生き物の身体は正確に動いています。怪獣ココごん、ゆっくり大人になってくださいね。