チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

最近読んだ本

2019年08月21日 | 

雨、27度、88%

 半世紀も前の本、レイチェルカーソンの「沈黙の春」と7月に出たばかりのジョアン ハリスの「いちご泥棒」を読み上げました。

 「沈黙の春」は環境汚染に対する警告の本として古典的な本です。いつかは読まなくてはと思いつつ今になってしまいました。私が生まれた前後のアメリカでの駆虫剤などの農薬使用の結果を取りまとめた本です。いかに無責任に人体にまで影響を及ぼす薬剤が野放図に使われていたかを知りました。60年以上前のことですが、今尚考え直さなくてはならない問題だと思います。動植物生態の環境汚染の結果は先が見えていないのではと危惧が残りました。翻訳の本が文庫本で出ています。題名が示す通り、ある春の朝起きたら鳥の声が全くしない、そんな恐ろしいことが実際にあると心に留める本でした。

 

 ジョアン ハリスの新刊「いちご泥棒」は刊行前から予約購入をアメリカのアマゾンに頼んでありました。英語の新刊本は日本では手に入りにくいと危惧していましたが、アマゾンに興味のある作者を登録しておくと出版前から知らせてくれます。予約購入の場合はいくらか安く手に入れることも出来ます。普通便なら出版後10日ほどで入手できます。速達便だと3日で入手可能です。

 「いちご泥棒」はウィリアムモリスの有名な壁紙「いちご泥棒」に因んだ本です。話はハリスの一番有名な「チョコレート」の流れを組むものです。 「チョコレート」に始まって4作目です。ハリスの書くものはシリーズもののようにいくつかのジャンルがあります。「チョコレート」シリーズは一番売れているシリーズかもしれませんが、少し私には飽きて来ました。ハリスの本は「チョコレート」に始まり数冊翻訳が出ています。この「いちご泥棒」の翻訳が出るかどうかわかりませんが、「チョコレート」好きな読者には待ち遠しい本ではないでしょうか。

 書店で店頭で手にとって本を選ぶ楽しみはありませんが、アマゾンのおかげで本を手に入れることが出来ます。本当に助かっています。9月新刊のアミタブゴーシュの本、11月に出るジュンパリハリの新刊、すでに予約済みです。でもやはり本屋で本を手に取って選ぶのが一番です。

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ラタトゥィユ

2019年08月20日 | 昨日のお昼ご飯

雨、26度、93%

 ラタトゥイユを作り始めて30年以上になります。私にとって和食のお味噌汁と同じようなもので、食べる度に「ああ、おいしい。」としみじみと思います。じんわりと身体に行き渡る感じです。ラタトゥイユは付け合わせに作る時にもわざと沢山作ります。残しておいて翌日のオムレツやパスタと合わせます。

 以前読んだ本でフランスの方がラタトゥイユには「カイエヌンペッパー」が欠かせないと書いていました。そこで試してみましたが私の口には「カイエヌンペッパー」はちっとも美味しく感じません。欠かせないスパイスは「ローリエ」と「ガーリック」だと常々思っています。昔と違ってお野菜の旬がなくなりました。ナスだってトマトだって一年中買うことができます。でもラタトゥイユはやはり夏の料理だと思います。作り始めた頃、ズッキーニなんていう野菜は見たこともありませんでした。「どんな味だろう?」永いこと想像の野菜でした。今では簡単に手に入ります。ナスとも違うズッキーニもラタトゥイユの定番野菜になりました。

 この夏初めてパスタのためにお鍋いっぱいにラタトゥイユを作りました。茹で上げたパスタに作り置いて冷たくしたラタトゥイユをたっぷりかけていただきます。 煮崩れた野菜達からの旨味が身体に広がります。ホールウィートのパスタは少し柔らかめに茹でてラタトゥイユが絡まり易くします。この一皿は動物性のものは一切入っていないのに、活力をくれます。いつまでもお味噌汁のように「おいしい。」と口から漏れるようにラタトゥイユを作りたいものです。

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香港から連れて来たグリーン

2019年08月19日 | 日々のこと

曇、27度、85%

 2年前の香港からの最終の引越し荷物には、アマリリスの球根、バジルやロマネスコの種を入れました。これ自体違法です。日本まで船便で3週間かかります。流石の私も根の付いたものは諦めて香港の家に残しました。ローリエの木、大きなシダ、家中に飾ってあったポトス。雑草だと思っていたミント。庭もベランダもない高層のアパートでした。しかも気候は亜熱帯気候です。部屋の中には緑を絶やさないようにしました。

 ミントやシダ、ポトスを主人が帰国の度に子株に分けて持ち帰ってくれました。自分の出張中に枯らすのが忍びなかったようです。何れも私が10年以上育てたものばかりです。よく荷物検査で見つからなかったと思います。濡れた新聞紙に包みトランクから出て来ました。持ち帰ったのが冬場の株は根が付き難く枯らすこともありました。するとまた小さな株を持って帰って来ます。この夏、やっとしっかりと根付き、この暑さで大きく育ちました。

  ポトスはランナーまで伸ばし始めました。香港の家では2つのバスルームとキッチンに絶やさずにポトスがありました。うまい具合に斑入りと緑が混ざっています。

 シダの親株は私と付き合いが25年ほどになるでしょうか、どの家の写真にもこのシダが写っています。株分けをして土を入れ替えると急に元気がなくなり葉が3枚なんてこともしばしばでした。私との相性が良いこのシダです。この春先までは7枚ほどの葉付きでした。見事に香港時代のシダに戻りました。この家はどの部屋からも庭の木々が見えます。今は外で大きく育てているこの2つの鉢もそのうち家の中に入れます。日本の寒さでは外での冬越えは無理です。家に入れる日までまだ大きく育つと思います。

 植物も命です。この香港育ちの緑の命を繋ぎ続けて行きたいと思います。

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イチジクの木

2019年08月18日 | 日々のこと

曇、27度、85%

 私が毎朝走る道沿いの家に大きなイチジクの木があります。そのお宅の家の裏手、ブロック屏よりもはるかに高い大きな木です。イチジクが好きな私は小さな葉が芽吹き出した頃からその木を見守ります。葉が茂り、花も咲かないのに小さな実が付きます。緑の実はしばらくすると小豆色に変わります。いよいよ食べ頃です。日本での3度目の夏もまたこのイチジクを木の下を毎朝走っています。昨年のことでした、早朝ですのでまだ薄暗い中そのブロック塀のところに人影がありました。その人は自分の自転車を塀に立てかけその上に立ちイチジクをとっています。せっせと自転車のカゴに入れています。そして自転車に乗って走り去りました。女の人でした。見通しのきく道のことです。その「イチジク泥棒さん」は私が見ていたとは気付かなかったと思います。昨日の朝のことです。またしても昨年と同じように自転車に立ちイチジクを取っている人影が見えました。私が近づいても一心不乱に取っています。私が真横に近付いた時のその女性の驚いた顔、しっかりとイチジクの木を握っていたからいいものの転け落ちそうに自転車が揺れました。小柄な女性です。お歳も私と同じくらいです。びっくりさせてしまいましたが私は何も言わずに走りすぎました。おそらく昨年と同じ方でしょう。走りながら声を上げて笑いました。私だって手が届くところにイチジクがなっていたら頂戴したくなります。

 我が家のイチジクの木はまだ3歳、ちょうど私の背の高さで、今年は6つ実を付けました。年々大きくなっていずれは塀を越すでしょう。実も沢山つけるでしょう。そしたら「イチジク泥棒さん」が気になって私は見張るかもしれません。「イチジク泥棒さん」は人間ばかりか真っ黒なを着た鳥さんだっています。 ココさんも美味しいイチジクが大好きです。ここ数年は安心して私とココさんとで半分個するつもりです。

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母の7回忌

2019年08月17日 | 日々のこと

晴、27度、80%

 父が逝ってすぐに母は車の運転を辞めました。事故でもあって母が逝ってしまえば私が天涯孤独になるのを避けたかったからだと思います。母と行く父のお墓参りは44年間バスを使いました。我が家から6キロほどの距離を30分かけて行きます。

 昨日は母が逝って6年目、7回忌に当たります。お墓参りとお経を上げていただくためにお寺に向かいました。前日から久しぶりに母といつもした様にバスを使おうと決めていました。福岡でバスをほとんど使いません。まるで旅行にでも行った様な気分でシートに腰掛けました。よく通る道なのにまるで違って見えます。いちばんの繁華街を抜けますので6キロの距離でも時間がかかります。

 お坊さんにお会いする前に墓地に入りました。周囲に新しい大きなビルの建設が始まっています。この墓地だけがぽっかりと緑を蓄えた空間に思えて不思議な気持ちになりました。お経の後お話をお聞きすると10階以上の大きな商業ビルが建つそうです。

 父が生きている時からお墓参りの時はこの付近で食事をしました。父の車はお寺さんに停めたまま、博多の古い商店街に入りました。昨日は久しく来ないその商店街も歩いてみたいと思っていました。山笠が建つ昔からの街です。 旅行客にも有名になったこちらのおうどん屋さんでお昼を取ることもありました。商店街の中にあったおぜんざい屋さんでおぜんざいを食べることもありました。商店街を抜けて今は無くなった中華料理に行くこともありました。商店街の中の店が様変わりしています。新しいレストランや韓国からの観光客を泊めるための小さなホテルや洒落たカフェも出来ています。私が小さな頃は賑やかな商店街でした。この商店街は川に沿って作られています。商店街を抜け昔はチンチン電車が通っていた道に出て、川を渡ります。橋の上に立ち、川上、川下を見ました。海に向かう方の景色は変わりませんが、川上に向けてあった料亭は姿を消してこれもビルに変わっています。

 母の7回忌、ゆっくりと心の中の古い福岡の街を母と一緒に回りました。たまにはバスに乗るのもいいものです。

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台風の日の拾い物

2019年08月16日 | 日々のこと

曇、28度、85%

 昨日、福岡地方は台風接近でいろいろな注意報が出ていました。東寄りに台風は進みました。思ったよりも風も雨も穏やかでした。香港では強烈な台風を幾度か経験しています。台風ですから水害ではなく風害です。街路樹が一定方向に根っこを見せて倒れます。窓枠や看板が宙を舞います。高層ビルの壁面のガラスが風で砕けて落ちてきます。そんな強い台風の日は外出は禁止されます。細長いマンションに住んでいた時のことです。住まいは19階でした。ビル自体が揺れている様な風を受けます。天井のシャンデリアまで揺れていました。主人と二人で街に出たことがあります。いつものあれだけ多い車も人もいません。まるで違う街です。風が強いので傘をささずカッパを着ています。家族経営のパン屋さんは店を開けていました。生暖かなパンの匂いと人のいない街の様子が妙なコントラストでした。嵐の日にビューっという風の音を聞きながら外歩きをするのは心躍るものがあります。

 昨日の台風、福岡最接近は正午ということでした。ちょっと買い物に2つスーパーに行きたいと思います。普段なら車で済ませます。9時過ぎ、玄関を出ると風も雨もまだ強くありませんでした。長靴に履き替えて歩いて行くことにしました。お盆の朝9時、台風の影響もあって人はほとんど歩いていません。国道ですら車も通っていません。むっと暑いもののどこまでも歩いて行けそうな思いが湧きます。両肩の買い物袋を下げての帰り道、道端にオレンジ色のものが見えます。小さなものですがオレンジ色が目に付きました。そばに行って見ると虎の形のビニールの人形です。ふにょっと柔らかい。子供が落とした物かもしれません。側の塀の上にでも上げようかと思いましたが、このまま雨に当てるのが忍びなく短パンのポケットに入れて持ち帰りました。

 2センチほどの虎の人形、寝る前にポケットから出してきました。この家に置いておくつもりです。台風の日の拾い物です。

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箱に入った子犬のプレゼント

2019年08月15日 | 映画

雨、29度、85%

 この夏の暑さで午前中はしっかりと身体を動かしますが、午後になると家にこもって本を読んだり、Amazonが配信してくれる無料の映画を観て過ごします。このAmazonの無料の映画はつい最近の作品も含まれています。洋画も邦画も吹き替えでないものまで含まれています。観始めたもののあまり好きではない映画ならすぐに消せます。反対に繰り返し観ることも出来ます。この夏こうして随分映画を観ました。

 高校生の頃からダイアンキートンという女優が好きです。ダイアンキートンが出ているのでその映画を観るのではなく、「この映画良さそう。」と思ってみるとダイアンキートンが出ています。この夏も観たいものリストに貯めてある映画をランダムに観ていると3本ダイアンキートンの映画に当たりました。そのうち2本の映画で彼女が演ずる女性がプレゼントに子犬をもらいます。一つはナレーターだけで映像がありません。「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります。」での一コマが見出し写真です。モーガンフリーマン演じる夫からプレゼントに子犬をもらって箱から出した場面です。

 箱に入れて犬をプレゼントする、日本では考えられない光景です。20代の初め、初めてそのシーンを映画で見た時の驚きと「いつか、こうしてプレゼントされたらいいなあ。」と思ったことが記憶に焼き付いています。その映画は「レッズ」実話に基づいた話です。「世界を揺るがした10日間」を書いたジョンリードとその妻との話です。ジョンリードを演じるウォーレンビュティが子犬を入れた箱をプレゼントしたのは妻を演じたダイアンキートンでした。今でのしっかりと記憶に残っています。

 振り返ってみると、ダイアンキートンが箱に入れらた犬をプレゼントされる映画を少なくとも4本は観ています。箱の蓋を取る時のキートンの表情が素晴らしい。それも私がキートンを好きな理由の一つかもしれません。たとえ映画の中とはいえこう幾度も箱に入った犬をプレゼントされる女優は少ないのではないでしょうか。羨ましい限りです。

 

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「お帰りなさい。モモさん、お父様、お母様」

2019年08月14日 | 日々のこと

曇、29度、84%

 私の実家の整理をしたのは8年ほど前になります。今住んでいる家です。大変な散らかり様、家財道具の多さ、家の汚さ全てに負けそうになった片付けでした。まだ今ほど墓終いや仏壇を片付けることが大きく言われる前でした。お盆用の提灯が4つありました。玄関の両脇に下げる提灯、お仏壇の両脇に立てる提灯。迷わず捨てることにしました。この3年、お盆のお提灯はモモさんのために作ったお提灯です。昨夕は火を入れてお迎えしました。もちろん父母もこのお提灯でお迎えします。父母、モモさん、歴代の犬や猫、「みなさん、お帰りなさい。」

 電気のお提灯とは違いローソクの灯りは色もよくポワポワと光が動く様が美しいと思います。ココさんも一緒にこの灯りを見ました。ほんの少し台風からの風が感じられる夕でした。

 昼間はうだる様な暑さ、出先から戻るとお盆のお供え物を頂戴しました。荷物がゴロゴロと手に当たります。「大きな桃かしら?」などと思い紐解くと、お菓子折りの横から出てきたのはまん丸なパグのペットボトルです。中はお水。早速、モモさんに供えます。 長旅で喉も乾いてご帰宅です。モモさんよく水を飲みました。水入れに水が少ないと催促します。水の表面にゴミが浮かんでいると「水を代えろ。」と促します。水の底にご自分の口の周りのものが沈んでいても決して飲まずに、水入れの下のトレーをガリっとかいて私に教えます。そして、私が気付くまでじっと水入れを見つめて座っていました。夏の散歩に持って行く水はいつも冷たくしておきました。本当によく水を飲みました。贈り主はそんなことご存知ありません。パグのお顔のペットボトルの水でモモさんは喉を潤したと思います。

 昨日は朝からココさんに話しました。「今日から3日、モモお兄ちゃんが戻ってくるから3人でベットに一緒に寝るからね。」昨晩は私もココもベットの上をゴロゴロ場所を変えました。モモさんがいるから狭かったのだと思います。

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お盆迎えの芝刈り

2019年08月13日 | 日々のこと

晴、29度、82%

 昨晩は何度も暑くて目が覚めました。クーラーも扇風機もつけています。起きて気温を見ると29度です。お盆のお迎えに庭の芝も刈りたい、窓も掃除したいと思いますが暑さの中私が稼働できるのは午前中だけです。午後になるとぐったりします。

 お墓参りを2日に分けて大事な涼しい時間を使いました。昨日は前の晩から芝刈り機も用意して7時になった途端に庭に出ました。小さな芝刈り機ですが音が響きます。お休み朝ですから、7時まで待ちました。時間限定付き、8時には庭から上がるつもりです。

  庭に降りた時の様子です。グリーンは綺麗に見えますが7、8センチは伸びています。ひと月に2、3回は芝刈りが必要です。ココさん、暑くて庭には出てきません。家の掃除はルンバ君に任せて始めます。

 立ってする芝刈りではありません。庭に這いつくばって芝を刈ります。そんなに広い面積芝を植えているわけではないのですが、延長コードを伸ばして庭を回ります。この時間がなんとも楽しい、ただ地面と向き合っているだけです。中腰ではなく両膝をつきます。庭のライトのコードなどに注意しながら伸びた芝を気持ちよく刈っていきます。3回目の夏です。しっかり根付いてくれています。ココさんはもうこの庭ではトイレをしません。おかげでココさんのトイレ焼けしたところにも芝が芽を出しています。この土の下には我が家の代々の犬たちも眠ります。いずれモモさんもこの庭に少しだけ撒くつもりです。土と会話します。大げさに考えると地球と会話しているような感覚になります。

 終わって時計を見ると少し時間オーバー。道具を片付けているとやっとココさんお出ましです。 モモさんの通り抜けのアーチも綺麗になりました。庭に眠る犬たち、父や母も気持ちよく過ごしてもらえそうです。

 家に入ると、掃除が終わっているかと思えば  扇風機の足に乗り上げてルンバ君は座礁していました。お役に立たないこと。この後窓磨きをしようと思っていましたが、天気予報では台風10号が14日頃から九州に接近するそうです。にんまりと笑いました。台風の後まで窓磨きは延期です。今夕は迎え火を焚きます。

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お墓掃除のご褒美

2019年08月12日 | 日々のこと

晴、28度、85%

 二つの家のお墓の掃除を私一人で済ませます。いつもは早朝から山のお墓、街中のお寺のお墓と一遍に回るのですが、今年はこの暑さです。2日に分けて朝一番の仕事にしました。

 初日は主人の実家の山のお墓です。霊園の門が開くのは朝の7時、7時少し過ぎに着きました。山の緑と福岡の市街を見渡すことができるこの霊園は景色だけでも贈り物です。 博多湾を見渡しています。いつもながらに福岡の街が大きくなって行く様子に驚きます。杉木立ち、青田の中をゆっくりと下りてくると行きとは違い胸が晴れ晴れとします。いつ頃からかお墓掃除を済ませると味わう気持ちの良さです。

 2日目は街中の私の実家のお寺です。こちらも山門が開くのは午前7時、ちょっと出遅れてしまいました。お盆には山門の前に長い車の列ができます。どうにか私は駐車場に最後に入れてもらえました。つまり次の車から門前に並びます。やれやれ。広い墓地ですが既に三方が高いビルに囲まれています。子供の頃から通い慣れたお寺です。墓地も来る度に墓仕舞いの後の空き地が目立ちます。高層ビル、お墓の空き地、なんとも寂しい風景です。香港にいた頃はふた月に一度は墓参りをしていたのに、お彼岸以来です。お墓の横に零れ種から大きくなったシュロがありました。母をお墓に納骨するとき、石屋さんからシュロを取り除くように言われていました。根が張って墓石を持ち上げるからだそうです。久しぶりに来てみると、そのシュロが枯れていました。惨めな様子です。 母が逝って6年目、何かの節目になるのかもしれません。墓仕舞いを考えているのにシュロの後に何を植えようかなどと思っています。この墓の横のクスノキの大木は小さい頃からちっとも変わっていません。大きな木の幹を触ると樟脳の香りがします。考えることの多いこの街中のお寺ですら山門に向かう頃には墓掃除の後の清々しい気持ちが胸に広がります。

 暑さのおかげで2日に分けて墓掃除をしました。墓掃除の後の気持ちの良さを2回味わうことが出来ました。「これって、きっとご褒美だわ。」お盆休みで空いている街中の道を家に向かいました。

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