マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

七草粥

2023-01-08 | グルメ

昨夜は、スーパーで買ってきた「七草」のセットでお餅も入れた七草粥を作り、

未だたっぷり残っている「きんとん」や「黒豆」と「奈良漬」の夕食でした。

ほとんど家の中でごろごろしていた運動不足の身体に、じんわりと沁みて美味しかった。

と言っても、鶏肉を入れた「反則の七草粥」でしたが。

子どもの頃、百人一首の「君がため春の野に出て若菜つむ我が衣手に雪はふりつつ」の「若菜」は、

春先に小さな花が咲いている草を探して摘んでいる情景だ、と思っていました。

その後、若菜とはどうやら薬草のことらしい、と「七草粥」を食べつつ知ったのでした。

それにしても、なんと平和で穏やかな流れるような句なのでしょう。

 

同じ平安時代の「梁塵秘抄(今様・歌謡集)」からは、乱れ切った世の中の、

人々の笑い、泣き、あるいは赤裸々な欲や嘆きが聴こえてきます。

 

後白河院が収集した全20巻と推察される膨大な梁塵秘抄(今様)のうち現存するのは2巻のみ、

失われた18巻が残念です。

後白河院が夢中になり、自分でも歌い過ぎて何度も喉を潰してしまったそうですが、

それらの歌がどのような節回しだったのか、全く不明です。

聴いてみたいものです。

『梁塵秘抄漂游』

尾崎左永子 著

1994年、紅書房

 

せり なずな   ごぎょう はこべら  ほとけのざ

すずな すずしろ  はるのななくさ』

57577  になってるんですね!

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (花てぼ)
2023-01-08 13:38:48
昨日は「七草」だったのですね。何かあったような日だと思って「ぜんざい」を作ってしまいました。
かえって、胃にもたれました。
「鏡開き」とも違うのに、特に考えることもなく、灯油のストーブの火がもったいないと思って、これもいつからか残っていた小豆を煮たのでした。
優雅な歌のあとにお粗末でした。
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お餅 (マリヤンカ)
2023-01-09 08:04:50
花てぼ様

「ぜんざい」もいいですね。
7日に小豆粥を食べる地方もあるらしいですね。
ウチの灯油ストーブは、残念ながら上でお湯を沸かしたり煮炊きが出来ないタイプです。
ストーブの上で、豆を煮たり、ジャムを煮たり、シチューを作ったりしたいな。

コメントありがとうございました。
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