昨夜は、スーパーで買ってきた「七草」のセットでお餅も入れた七草粥を作り、
未だたっぷり残っている「きんとん」や「黒豆」と「奈良漬」の夕食でした。
ほとんど家の中でごろごろしていた運動不足の身体に、じんわりと沁みて美味しかった。
と言っても、鶏肉を入れた「反則の七草粥」でしたが。
子どもの頃、百人一首の「君がため春の野に出て若菜つむ我が衣手に雪はふりつつ」の「若菜」は、
春先に小さな花が咲いている草を探して摘んでいる情景だ、と思っていました。
その後、若菜とはどうやら薬草のことらしい、と「七草粥」を食べつつ知ったのでした。
それにしても、なんと平和で穏やかな流れるような句なのでしょう。
同じ平安時代の「梁塵秘抄(今様・歌謡集)」からは、乱れ切った世の中の、
人々の笑い、泣き、あるいは赤裸々な欲や嘆きが聴こえてきます。
後白河院が収集した全20巻と推察される膨大な梁塵秘抄(今様)のうち現存するのは2巻のみ、
失われた18巻が残念です。
後白河院が夢中になり、自分でも歌い過ぎて何度も喉を潰してしまったそうですが、
それらの歌がどのような節回しだったのか、全く不明です。
聴いてみたいものです。
『梁塵秘抄漂游』
尾崎左永子 著
1994年、紅書房
『せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ
すずな すずしろ はるのななくさ』
57577 になってるんですね!
かえって、胃にもたれました。
「鏡開き」とも違うのに、特に考えることもなく、灯油のストーブの火がもったいないと思って、これもいつからか残っていた小豆を煮たのでした。
優雅な歌のあとにお粗末でした。
「ぜんざい」もいいですね。
7日に小豆粥を食べる地方もあるらしいですね。
ウチの灯油ストーブは、残念ながら上でお湯を沸かしたり煮炊きが出来ないタイプです。
ストーブの上で、豆を煮たり、ジャムを煮たり、シチューを作ったりしたいな。
コメントありがとうございました。