冗談はさておき、2番縁起で「鷹」を探してみたのですが、「はくたか」は全部過去ログでアップしてしまったし、「三鷹」の入場券とかじゃマジで駄洒落だしダサ過ぎるので、何かないかなと思っていたら「おおとり」でアップしていないのがありました。
そもそも「おおとり」自体が何を指すのか良く分かりません。大きい鳥といえば、世界的には「ダチョウ」でしょうし、恐竜時代だったら「ラドン」とか・・・。日本だったら「ツル」でしょうが、「ツル」だったら「はくつる」「ゆうづる」といった名称がありますし。
とすると、イメージ的には「鷲(ワシ)」かな?と思ったんです。
トリビアでやってましたが、学術的には「タカ」と「ワシ」の区別はなくて、日本では大型の同種を「ワシ」、小型のものを「タカ」と呼んでいるらしい。
ということで、「おおとり」でも良いってか?
キハ82系「おおとり」は、昭和61年11月1日から廃止となる昭和63年3月13日まで、わずか1年4ヶ月の間だけキハ183系で運転されていました。
食堂車はキハ82系時代で消滅してしまいましたが、運転区間は札幌~網走のまま、道内における最長ランナーとしての地位を誇っていました。
その短い期間ではありましたが、ちょうど青函連絡船の廃止を迎える頃で、運良く2回も道南へ撮影に行っていましたので、その貴重な姿を捉えることができました。
昭和62年12月13日 函館本線 大沼駅構内にて
大沼駅構内を駆け抜けるキハ183系「おおとり」。天気は良くありませんでしたが、駒ケ岳は快く迎えてくれたようです。
昭和63年2月24日 函館本線 石倉~野田生間にて
青函連絡船の廃止、青函トンネルの開業まで1ヶ月を切った頃。最期の青函連絡船を見ようと訪れたとき、同時に廃止されてしまう「おおとり」ももちろん撮りに行きました。
既にキハ82系は臨時「北斗」を除いて全廃となり、新色だらけのキハ183系も単一で魅力には欠けました。
しかし、孤高の長距離ランナー「おおとり」は、最期のお勤めと言わんばかりに、終点網走を目指して海岸線を駆け抜けて行きました。
※ キハ82系「おおとり」は、
http://red.ap.teacup.com/marutetsu/1052.html で再編集しています。