マル鉄回顧録

鉄道写真・鉄道模型を始め、バスやトラックなど、乗り物中心のブログです。昔の写真はマル鉄鉄道写真館で再編集しています。

1月26日の撮影盛り沢山 :ここまで追った!LSE篇

2008-01-29 06:18:18 | 写真撮影
昨日はえらい早く帰ってきたのですが、食事をしてベッドに横になって本を読んでいたらいつの間にか就寝。どうも21時前に寝てしまったらしい。気が付いたら4時でした。
だからこんな時間の更新でご勘弁を。

昨日の続きです。
小田急線の急行列車に乗って箱根登山鉄道区間へと乗り入れたNさんと私。
箱根登山鉄道は狭い隙間を塗ってウネウネと走る印象があったので、良い撮影ポイントがあるのかどうか分かりませんでしたが、先頭の運転席後部から線路を眺めていて思い出したことがありました。
むかし35mm判しか使っていなかった頃、鉄道ファン誌で500mmレンズの特集が載っていて、このとき下り坂を下りてくるNSEを撮った写真が掲載されていました。どこなのかな・・・。と思ってはいたのですが、風祭駅に着く手前、その光景が飛び込んできたのです。Nさんにそのことを告げ、迷わず風祭駅で下車しました。

風祭駅は現在ホーム延伸の工事中で、ドア扱いを中止しているらしく、電車が到着すると駅員さんが1両目のドアコックだけ開き、ドアを手で開けて乗降させるというシーンに出会いました。しかし駅員さんも大変ですな。
この写真は帰りに撮ったものですが、今はこんな感じです。


駅員さんに聞いたところ、工期は12月までということです。トイレも仮設で、工事現場においてあるレンタルの汲み取り式でした。せめて手洗いくらいは設置して欲しいものですが・・・。


さて、撮影地に向かいます。風祭駅から小田原方面に引き返しました。現場は駅から程近く、歩いてもそんなに時間は掛かりません。
現場に行くと思ったより窮屈で、踏み切りやビーム柱など障害物をどうクリアするのかが課題です。しかも、真正面になってしまうので、如何に坂道を表現しながら車両サイドを写し込むことが出来るのか。

早速来た急行列車で具合を検証します。



殆ど真正面で、小田急の白い車体が曇り空と同化してしまい、列車のサイドが表現できません。もう少し線路に近寄ればベストポジションが取れるのですが、それでは轢かれます(爆)。日曜日のように雲ひとつ無い青空だったらどんなにすばらしい景色だったことでしょうか。

それと、もう一つ難しい点がありました。線路の勾配、左右の傾き、架線柱の具合、横を通る国道の勾配・傾きから、どうも平衡感覚が麻痺するような風景なんです。カメラを水平に構えてファインダーを覗いたつもりでも、どうも画面が傾いているような気がします。まぁ、デジカメの場合は後で修正が出来ますが、できれば基本を正しい形で撮りたいですから。

ポジションの選択などあまり悩んでいる時間もありません。おっと、もう来る時間です。



坂を下ってくるVSE「スーパーはこね13号」。車体が白いので、やはり曇り空と同化してしまいます。しかし、スゴいデザインですな。



そして、坂を下りると急カーブを描いて風祭駅へと到着します。すると、また踏切が鳴り出しました。風祭駅に停車中のVSEの白い車体にオレンジ色が反射しだしました。
そう、LSE復活塗装がやってきたようです。
よくよく考えてみたら、交換シーンも良かったかも。もう2度と撮れなかったかもしれないし。

そして、カーブを描きながら「はこね12号」がゆっくりやってきました。



カーブがキツ過ぎて最後部までは入りませんでした。ちなみにレンズの直ぐ前は踏み切り&道路で、これ以上引くとVSEの写真のように様々な障害物が入ってきます。



カーブを立ち上がる間もなく、33.3‰の急激な上り勾配を力を込めて登っていきます。本当ならば下りてくるところ撮りたかったですが、贅沢は言っていられません。
露出が落ちた最後部のテールランプが印象的に映りました。

撮影が終り風祭駅へ戻るNさんと私。先ほどの工事中の駅で随分待たされましたな。
ノンビリ上り列車を待ちつつ、今後の予定を思慮します。
本来なら500系「のぞみ」の撮影に戻る予定ですが、もっと広い場所でLSEを撮りたい・・・。

そんな衝動に駆られながら再び小田急線に乗り、撮影場所を探して移動を始めました。
つづく・・・
コメント (6)
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