蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

やる気スイッチ、いきなりON!

2010-09-20 | わたし
今週で終わる「ゲゲゲの女房」
一作一作を惜しみながら、観る。
(休日なので二度寝したため、「フランス語ラジオ講座」は遅刻したが。→どうせ、ちんぷんかんぷん)

いつもはその後に、有働由美子アナの元気番組「あさイチ」が始まるのだが、
(V6の井ノ原快彦クンなど、男性陣もいるけど、有働アナの元気ぶりに負けてカゲ薄い)
今朝は、休日のせいか、別番組だった。


「田んぼが映し出す逆さ雪山の絶景~長野県白馬村 青鬼(あおに)」など5か所を
自然写真家・今森光彦氏と里山の四季の美を追う、素晴らしい番組。
NHK BS-hiで放映されたシリーズのひとつで、今回は再放送されているようだ。

しばらくは、その美しさに、うっとり。
農業も、こういうアングルで捉えると、こんなにも美しく見えるものなのか。
(現実には、若手不足、深刻な後継者問題を抱えるが)

江戸時代から続く、シンプルな農法。
里山の美しい自然の景色と、人の営み。
ややこしい人間関係のもつれやら、いろんなことは全てクリアーしたかのような
おどろおどろしい世俗から脱して、老境に達したような気がした。
それはそれは、心が癒された。


ところが、観ていて、ものの15分もたたないうちに、
こんなに静かで美しい自然、うっとり眺めるのは、まだ早いのでは?という思いが、むくむく。

病床で伏せながら観るには、ちょうどいいのかも?
私のようにまだまだ動ける元気モノには、
こんなご褒美的、最終天国的心境、美の極致シーンを堪能するには早い?

20年前に、カルチャーセンターで、受講者はリタイアされたような年齢の方ばかりで、
自分は場違い、時間、能力、パワーをもっと別の場所で発揮して、
それから最終ステージに、こういうところに来ればいいんだ、と強く感じた時のことを思い出した。
昨日、思いっきり集中して好きなことだけして、他は何もしない日曜日を満喫した上に、
さらにまた続けて、朝っぱらから腰を据えてTVなど観入っていて、いいの?
(ま、これが連休というものですが)

で、突然、勝手にスイッチが入った。
それから、びゅーーーんと、一気に、ばたばた、あれこれ、家事をいっぱいやった。
草引き、庭の手入れ、布団干し、シーツ洗濯、納戸整理、、、、
何かに押され、勝手に体が動く。
たったったったった・・・

あのNHK番組の、やる気スイッチのせいだ。

ストレスを感じている人は、あの番組でストレスが軽減できるだろう。
こころに傷のある人は、傷の上に薄い膜が張り、やがて治癒に向かうだろう。
別のタイプのストレスでは、バラエティ番組や俗悪番組で、ストレス解消になる人もいるだろう。

私の場合、日頃、ストレスがないので、(昨日、たっぷり、リラックスしたし)
凹んだマイナスの部分をゼロにする作用が必要ない。
つまり、いいものを見たり感じたりすると、いきなり、プラス方面に、にょきにょき動き出す。

本当に私はストレス・フリー人間だ、と我がごとながら、深く感心した。

しかし、せっかくの布団もシーツも、だんだんお天気がどんより、空は暗くなる一方。
やはり、自分でスイッチを押せないような人は、なにかしても、別の要素に振り回されるようだ。
(たとえば、日頃から天気予報はチェックしておくのは常識、とか、
計画性や、注意力がないからだろう)

大量のシーツを干していたら、蚊にあちこち刺され、ぼりぼり搔きつつ
いつ降り出すともわからない曇った空とニラメッコしながら、
いつ雨が降っても、布団とシーツを取り入れられるように、スタンバイしている。


賢くない、衝動的、計画性がない、自主性がない→→→→これは、ストレス・フリーを生み出すようだ。
良いことなのか、悪いことなのか・・・

他人さまに迷惑をかけなければ、それでよし、
ということで
取りあえずは、心身のバランスを健康的に保つこと、
そういたしましょう。



(お天気も、中途半端ながら、どうにか、持っているようだったが、
お昼を過ぎると
あ、照ってきた、照ってきた。やりましたっ)

本日は、たいへん、良い日となりそうだ。



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