蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

マスオさん

2013-08-30 | 暮らし

女性は強くなった。
特に結婚後、奥さん側の実家に引き寄せられている旦那さんたちの多いこと!

しかし、そのほうが、うまくいく。

イマドキの旦那さんたちは草食系世代なので、マスオさんになっても抵抗がない。
奥さんから愚痴を聞かされたり、夫の母親(姑)との軋轢(あつれき)もない。
だが、べったりマスオさんは、お互い疲れるし、マスオさんにも親側にも息抜きが必要なので、
スープの冷めない距離で別居の休日マスオさん。

休日の夕食を、妻の実家で食べたり(イレギュラーで平日も追加)、
孫も面倒見てもらったり、若い夫婦も楽々だし、彼らのお財布にも追い風。
マスオさんは、家事・育児の手伝いをもっとしろと妻にガミガミ言われることもないし、
妻のお母さんに、気を使ってもらって、上げ膳据え膳、お客様待遇。

妻の両親は、孫にメロメロ。
言うことない。

それでだかどうかは、知らないが、娘の友人たちは、このパターンが非常に多い。
奥さんの実家のほんのすぐ近くに住む。
近畿圏に点在するママ友は、元・学友。
中学から続く部活などのネットワークは、そのまま。

夫も妻も、関西勤務。
旦那さんの実家は地方で遠いので、勤務上、無理。

妻は日ごろ、自分の実家寄りで、楽させてもらっているので、
時たま、顔を見せに行く夫の実家では、とてもいい嫁、いい顔を余裕たっぷりに、こなせる。
たまにしか見ない孫の顔にも、地方の両親は、大喜び。

息子を都会に出してしまった、地方の親は、あきらめるしかない。
帰ってきてもらえるのは、盆と正月、長期には、定年後。
定年後も、「家の管理」というカタチで、帰って定住、移住、ということにならないかも知れない。
親の介護の問題に直面した時は、知恵を絞ることだろう。

地方勤務の人は、また別だろうけれど。
そして、ばりばり長男意識の強い人は、本人はさほどなくても、親のほうに抵抗があるだろう。
夫は妻に負け、親が嫁に負けるカタチになる。

まあ、なんでもいいから、子育て環境を少しでも整え、ストレスを少なくして、
一人でも多く、子供を生み、育ててもらいたいものだ。

親サイドも、協力バックアップ体制で、支援。
甘やかすのではなく、縁の下から支える。
核家族で、母親だけと(時にはイクメンもまじえ)1対1で子供に向かって煮詰まるより、
メロメロなジジババに、わあわあ騒いでもらっているほうが、風通しもよく、精神衛生上もすこぶる良い。

ジジババの親たちにも、顔を見せたりすると、4世代間交流になり、若い顔とのコミュニケーションに喜んでもらえて、
これまた、結構。
ただし、介護などの問題もあり、そうそう元気なジジババたちばかりでもないが。
早く子供を生むと、ジジババや、そのまわりも若いので、子育て環境が整いやすい。
若いうちの滑り込み育児が、いい。

そうは言っても、誰しも理想通りにはならないのが、現実だろうけれど。

 

 

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