女性は強くなった。
特に結婚後、奥さん側の実家に引き寄せられている旦那さんたちの多いこと!
しかし、そのほうが、うまくいく。
イマドキの旦那さんたちは草食系世代なので、マスオさんになっても抵抗がない。
奥さんから愚痴を聞かされたり、夫の母親(姑)との軋轢(あつれき)もない。
だが、べったりマスオさんは、お互い疲れるし、マスオさんにも親側にも息抜きが必要なので、
スープの冷めない距離で別居の休日マスオさん。
休日の夕食を、妻の実家で食べたり(イレギュラーで平日も追加)、
孫も面倒見てもらったり、若い夫婦も楽々だし、彼らのお財布にも追い風。
マスオさんは、家事・育児の手伝いをもっとしろと妻にガミガミ言われることもないし、
妻のお母さんに、気を使ってもらって、上げ膳据え膳、お客様待遇。
妻の両親は、孫にメロメロ。
言うことない。
それでだかどうかは、知らないが、娘の友人たちは、このパターンが非常に多い。
奥さんの実家のほんのすぐ近くに住む。
近畿圏に点在するママ友は、元・学友。
中学から続く部活などのネットワークは、そのまま。
夫も妻も、関西勤務。
旦那さんの実家は地方で遠いので、勤務上、無理。
妻は日ごろ、自分の実家寄りで、楽させてもらっているので、
時たま、顔を見せに行く夫の実家では、とてもいい嫁、いい顔を余裕たっぷりに、こなせる。
たまにしか見ない孫の顔にも、地方の両親は、大喜び。
息子を都会に出してしまった、地方の親は、あきらめるしかない。
帰ってきてもらえるのは、盆と正月、長期には、定年後。
定年後も、「家の管理」というカタチで、帰って定住、移住、ということにならないかも知れない。
親の介護の問題に直面した時は、知恵を絞ることだろう。
地方勤務の人は、また別だろうけれど。
そして、ばりばり長男意識の強い人は、本人はさほどなくても、親のほうに抵抗があるだろう。
夫は妻に負け、親が嫁に負けるカタチになる。
まあ、なんでもいいから、子育て環境を少しでも整え、ストレスを少なくして、
一人でも多く、子供を生み、育ててもらいたいものだ。
親サイドも、協力バックアップ体制で、支援。
甘やかすのではなく、縁の下から支える。
核家族で、母親だけと(時にはイクメンもまじえ)1対1で子供に向かって煮詰まるより、
メロメロなジジババに、わあわあ騒いでもらっているほうが、風通しもよく、精神衛生上もすこぶる良い。
ジジババの親たちにも、顔を見せたりすると、4世代間交流になり、若い顔とのコミュニケーションに喜んでもらえて、
これまた、結構。
ただし、介護などの問題もあり、そうそう元気なジジババたちばかりでもないが。
早く子供を生むと、ジジババや、そのまわりも若いので、子育て環境が整いやすい。
若いうちの滑り込み育児が、いい。
そうは言っても、誰しも理想通りにはならないのが、現実だろうけれど。