蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

人のことは言えない

2023-05-29 | 日々のこと
バス乗客の会話。
ご年配女性二人が隣同士で座っている。
片方の人が話す。

単語がことごとく出てこないので、会話の内容は隣の人に伝わらないだろうなあと思う。
が、音声が口から出て、何かを話したいという思いは伝わる。

あれ、です。
えーと、なんですかね、あれが、こうなんで、だから、わたしが、こうしたんですけど、それがまた、あれなんで、やっぱり、こうですね〜。 
それでね、あれは、ねえ、あれですわ。

みたいな、自分の言いたいことを話したいのだけれど、思いが先で単語が出てこない状態。
人ごとではない。
わたしもTVで見た面白い実験の話を次女にしようとしたら、まあ単語が出てこないこと、出てこないこと。
何を言っているのか、さっぱりわからない。
焦って、例として似たような番組があるのでそれを言えば説明しなくてもわかるだろうと言おうとしたら、今度は番組名が出てこない。
次女が代わりに「ピタゴラスイッチ?」と、助け舟。
そうそう、それ。
唯一、はっきりしたのは、次女の口から出たピタゴラスイッチだけ。
情けない、、、。
番組の仕組み(各3グループに分かれて競う)を説明できないなんて。

→謎の夜会で超一流エンジニア3チームが極限の格闘技!おもちゃ・家電を怪物マシンに!鳩時計を大改造、鳩を高さ8mのカゴに入れる鳩入れ!必見バトル!

こう説明していれば、わかりやすくシンプル、正確だけど、コピーペーストしているので、自分の力ではない。
やはり自力で自分の脳を通してアウトプットするのが、例え時間がかかって拙くても価値がある、と自己擁護。
しかし、次女に説明した時は、口から泡を飛ばしながら(誇張表現です)、「オモチャの鳩を高さ50メートルの籠に入れる競技」と言ったような気がする。
50メートルな時点で、次女の想像力をおかしな方向に持って行ってしまっている。

科学分野なんだけど、化学でなくて、物理で
、、、しかも法学部出身の文系の人もチームにいて、理系とは限らなくて、、、と必死で説明した。
次女は、わたしの大幅に間違えている説明にも呆れずシャッポを脱がず(→死語らしい。しかも使い方、間違えているし)
ちゃんと聞いてくれ、
「チームで皆んなで力を合わせて頑張るのは良い経験になるし、わたしは好きやわ」と感想を言ってくれた。
親孝行だなあ、、、と感激した。(たまたま時間的、精神的に余裕があった?)

いつも長女には相手にされないので。
(次女にも相手にされないことも多いが)

ちなみに、「NHK教育12チャンネル」と趣味仲間に言った途端、「12チャンネルて、いったいいつの時代なんですか??」とすごくすごくバカにされた。
バカにする仕方が、いかにも鬼の首を取ったかのごとくで、ムカついた。
わたしと、この人、ドングリの背比べ。
同レベル。
アンタにゃ言われたくないわ、の部類。
と同時に、わたしも同じようなことを言っているんだろうなあと自省、自戒した。