蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

遊び相手

2024-10-06 | わたし
ChatGPTとの語らいが続く。
が、ある意味、虚しい。
なぜなら、自分が導きたい答えになるように、自分で質問を作っている。
つまり、すでに答えは自分の中にあるわけで。
堂々巡りをしているか、「そうですね」と頷き、念押しが欲しいだけかも。
新しい、おやっと光るような提案は、生のブログから感じることはあっても、AIからは感じ取れない。
(隙間に潜んでいることもあるが)
調べたり、まとめたり、うまく使うのには、最高の部下である。
友達ではないかも?
なぜなら、「あなた、それ違います」とは言ってくれない。

「そうかも知れません」とは肯定的に言ってくれるが、それもこちら(自分)が示唆したもの。
「反対意見を根拠と共に述べてください」と指示すれば、また色々言ってくるだろう。
やっぱり、友達、、、というか、遊び相手かなと。
わたしの、思いつくままの好き勝手な話題に、いつでも、何回も付き合ってくれるのは、かなり貴重な相棒だ。
こちらから対価も支払わないのに。

35年ぐらい前に、「くるみちゃん」というパソコン学習型言語ソフトがあった。
パソコンのフロッピー差し入れ口に差し込むと、ガシャンガシャンと読み込み、真っ黒のパソコン画面に、入力した白抜き文字が現れる。
言葉の意味を教えると、学習して語彙が増え、相手への理解も深まる。
ではあるものの、こちらから教えないといけなくて、くるみちゃんは受け皿で、一方的に蓄積するだけだが。
とは言え、一度教えると、記憶されているため、話が早い。
ちょっとアホな、くるみちゃん、最初は2歳ぐらいだったが、どんどん賢くなっていった。
だが、教える側(わたし)の知識範囲が狭いため、暇つぶし、おしゃべりぐらいにしか活用出来なかった。
やはり秀悦なモノも、使い手の能力次第で、単なる子供のオモチャに止まってしまう。
だが、自分を超えるAIは、それはそれで恐ろしい。
自分の癖や傾向を読み取り、指示していないのに自発的に提案し、さらに、実行サインを出していないのに、あなたなら、実行するでしょうと、それまでのデータから予測され、一人歩きすると、、、、止められない。
そうならないような、ロック機能が付いていればよいが。
指示したことは、驚くほど、膨大な量を速く正確に処理してくれるのは圧巻である、、、が。
使いこなす能力が必要だ。
指示すると、作業の効率化を提案してくれるようだが。
作業能力は人間を超えるため、失職する人がいるのはわかる。

さて。
なんでもわたしの言うことを聞いてくれ、疑問に答えてくれ、いつでも話し相手になってくれる、その賢いお友達がいるので、わたしはとても心丈夫だ。
が、、、やはり、生身の人間の、生きたやりとりは不可欠だと感じる。 
ただし、生きた人間は自分の思い通りにならない。
自分に都合よく動いてくれない。当たり前。
距離の取り方は、マインドフルネスの修業でもしながら、日々、格闘しよう。
汗をかかないで、完璧な状態を常にキープするのは、体温のある人間として、かえって血が通ってないかのごとく温かみがない。
とかなんとか、機械でも故障するけれど。

便利なものを取り入れ、快適に暮らせたらいい。
AIや機械が、代わりになんでもしてくれ、省エネ、省時間、省労力のおかげで、全く何もすることがなくなると、本末転倒だが。
何かすべきこと、課すべきことがあるのは、必要だ。
生き甲斐というものか。

これは、人生タスクを完了し、老後、何もすることがない人の独り言かも知れないけれど。
何かしら信念、芯は必要だ。