一昨日、七五三詣の帰りに、高齢男性が転倒して頭から血を流している現場を車で通り過ぎた。
警官が両側に2人ほどいた。
7段ぐらい?の階段から落ちたと思われる。
頭が地面側、下になって、下半身は、階段上部で止まり、足の向きは頭と逆さになっていた。
階段も地面もコンクリート(またはアスファルト?)で、土ではない。
見かける直前に救急車が走っていたので、その後すぐ病院に搬送されることだろう。
衝撃的なシーンだった。
大丈夫だろうか?
出血しなくても危ない状態のことはあるが、出血していると、周りはショックを受け呆然とする。
他人事とは思えない。
あの人がわたしであっても、なんの違和感もない。
階段を踏み外して頭を打ったのか、ふらっとして階段から転げ落ちたのか、、、
わたしも気を付けなければいけない。
(あの人が、不注意だったわけでもないと思うが)
どこに何が潜んでいるか、わからない。
良いことも悪いことも、普通の日常も、一瞬一瞬は、大事にしたい。
さて。
蝶ブログに優しいコメントをいただき、ほっこりしている。
ありがとうございます。
それはさておき。
ある趣味仲間の人、Aさん。70代男性。
「家ですることが全くない」んだそうだ。
スポーツマンで、体を動かすのが好き。
毎朝、ウォーキングは日課で、1週間に9日、(そのうち2日は、1日に午前、午後と2箇所、移動してダブルヘッダー掛け持ちあり)スポーツに出ている。
あちこち出掛けたり、歩き回ったりするのも大好き。
オペ入院中も、暇を持て余し、病室を抜け出し病院周囲の地域を歩いていたそうだ。
近大マグロのような、泳ぎ続けないと死ぬタイプ。
Aさんに40キロ・ウォーキングを誘われているが、お断りしている。
わたしの膝を曲げる度にポキポキ鳴る症状について、医師に相談したところ、あまり良いとは言えないとのこと。
膝曲げトレーニング、スクワット、長距離ウォーキングは避けた方がよいと言われた。
歩くなら水中か自転車がオススメだそうだ。
その診断結果(単なるアドバイス)をAさんに突きつけ、堂々とお断りすることが出来て、ほっとしている。
人生の半歩先行く、わたしが行動見本にしているのは、2歳上の実姉。
彼女は卓球歴56年だが、ウォーキングは全くしないそうだ。
旅行で歩くのは何の支障もないが、ウォーキングは、夫殿と共にNG。
足か腰か、どこやらが悪いらしい(具体的には忘れた)。
でも卓球はまだアマチュア第一線。
歩ける持ち歩数を全て卓球に使っているのだろう。
姑も晩年はよくそう言っていた。
一日の持ち歩数が決まっているから(ある一定量を過ぎると足が痛くなる)、制限された貴重な歩数を考えながら使っていた。
と言っても、1日の前半は何も考えずに好きなだけ使い、使い過ぎたと感じたら、後半はセーブする、といったような大まかなもの。
支障をきたしてから、痛くなってからでは、修復に時間がかかる。
一歩手前でやめておく。
食欲なら腹八分目、歩行なら足八分目。
にもかかわらず、動き回る制御装置の壊れたAさんには、全く理解を超えている。
Aさんのバロメーターや感覚で判断されては困る。
責任は取ってくれないので、自己責任としてお断りしている。
なんでも、基準は自分。
人に振り回されて身体を壊しても、泣くのは自分。
だが、悪くなる一歩手前でやめる、その頃合いを見極めるのが難しい。
バブルは弾けなければ、バブルだとわからなかった。
バブル崩壊の直前で切り抜けた人はすごい嗅覚。
大抵は、行くところまで行かなければ止まらない。
身体もこころも、欲も、八分目を良しとするようになったのは、わたしはつい最近だ。
追い求める頂点の手前で引き下がるほうが、身を守ることを今までの長い?ドジ人生で学んだ。
身を引く引け際に、自分なりの美学がある。