夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2 後編』

2018年01月21日 | 映画(な行)
『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2 後編』
監督:加藤肇
出演:ナオト・インティライミ

ここからがやっと、今年観た作品。
一昨年、昨年と、映画を観る時間があるときには必ず映画を観てきましたが、
もう歳も歳なので、それがなかなかにキツイ。
昨年は結膜炎にかかっていたり貧血を起こしたりしていながらも劇場へ行き、
命を削って観ている感がありましたから、今年はそんなことは止め。
無理はせずに心身共に余裕を持って映画鑑賞に臨みます。ホンマか!?(笑)

『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー』はレンタルDVDで、
『ナオト・インティライミ冒険記 旅歌ダイアリー2 前編』はフリーパスで鑑賞。
さして興味もなかったナオト・インティライミを好きになってしまい、
本作は普通にお金を払って鑑賞。十二分にその価値があります。
TOHOシネマズ梅田にて。

前編に続いて彼が巡るアフリカ大陸、まずはセネガル。
コートジボワールで乗り継いで、マダガスカル、ガーナ、
南アフリカに寄り、ルーマニア、ドイツ、そしてアメリカへ。

民族楽器が並ぶ市場でふっかけられて、値切る交渉をしたり、
現地の人に打楽器ジェンベや弦楽器バリハの演奏方法を教えてもらったり。
傑作だったのはコートジボワールの空港内。
どこへ行ってもCDを買い漁る彼ですが、空港内にはCDショップがない。
CDがほしいんだという彼を追い払う店員もいれば、
ならば空港の外に誰かに買いに行かせてやるという店員も。
で、本当に買ってきてくれるんですよね。

ガーナの奴隷博物館近くでは、移民管理局のいわばお役人に拉致監禁され、
賄賂を請求されます。現金を渡すか、昼飯を奢るかしろと。
同行するスタッフがいるでしょうに、人任せにすることなく、
トラブルを自力で乗りきろうとする姿もいい。

ひとたび村に入れば、彼はいつも子どもたちに取り囲まれます。
ボールを蹴って村人たちの中に溶け込み、最後は歌で恩返し。

『旅歌ダイアリー』を観ると、彼の音楽もさることながら、
ナオト・インティライミの人柄に魅了されます。
そして一度はコンサートに行ってみたくなる。
きっとものすごく楽しいだろうなぁと思います。
“Catch the moment”、私も一緒に歌いたい~!

ところでなんで関西弁が上手いのかと思ったら、三重県出身なのか。
より親近感が湧きました。

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