夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『フラットライナーズ』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の19本目@梅田)

2018年01月10日 | 映画(は行)
『フラットライナーズ』(原題:Flatliners)
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
出演:エレン・ペイジ,ディエゴ・ルナ,ニーナ・ドブレフ,ジェームズ・ノートン,
   カーシー・クレモンズ,キーファー・サザーランド他

ジュリア・ロバーツ主演の大ヒット作『フラットライナーズ』(1990)のリメイク。
オリジナルの監督は、ヒットメイカーのジョエル・シューマカーでした。
リメイクの監督は、デンマーク出身のニールス・アルデン・オプレヴで、
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009)を撮った人。

オリジナルの公開当時は、私がまだまだホラー苦手だった頃。
怖そうでとても観に行けませんでした。
今でももうじき公開の『ザ・リング/リバース』なんかは絶対無理だけど、
ホラーサスペンスなら大丈夫そうなのでチャレンジ。タダだし(笑)。

医学生のコートニー(♀)は、年の離れた妹を乗せて車を運転中、
脇見していたのが原因で事故を起こし、妹を死なせた過去がある。
妹に詫びたい気持ち、再会したい気持ちでいっぱいだが、
それを胸に隠したまま、病院に運び込まれる患者と日々対面している。

心臓が停止すると同時に、肉体のあらゆる臓器が機能を停止するのに、
臨死体験をした人がさまざまな夢を見たと言うのはなぜなのか。
死後も脳内に活動している部分があるのではないだろうか。
そう考えたコートニーは、同じ医学生のジェイミー(♂)とソフィア(♀)に声をかけ、
大発見になるかもしれないからと、実験への協力を促す。

コートニーの指示で深夜の病院の地下室へ集められたのち、
彼女は意図的に自分の心臓を止め、1分後に蘇生してほしいと言う。
そうすれば死後の世界を垣間見ることができるかもしれない。
しかし、もし蘇生できなければ殺人になってしまう。
躊躇するジェイミーたちを前にコートニーの決意は固く、実験開始。

懸念は現実となり、蘇生が上手く行かない。
パニックに陥りかけたジェイミーは、優秀な同級生レイ(♂)に頼むしかないと連絡。
駆けつけたレイは無謀な実験に呆れつつもなんとかコートニーを蘇生する。
レイの後を追いかけてきたマーロー(♀)も現場を見て驚愕。

実験後のコートニーは、学業においてもピアノ演奏においても
眠っていた能力が突然目覚めたかのように行動する。
それを見たジェイミー、ソフィア、マーローは、レイが止めるのも聞かず、
自分たちも同じ実験に臨みたいと言い張り……。

急に賢くなったりとか、いいことばかり起きるはずもなく、
誰にも話せずにいる過去の出来事が悪夢となって現れます。
それが夢に終わらず、ほんとに追いかけられたり刺されたりするんだから怖い。
ホラーらしく、ひょえーっとビビらされるシーンも。

もろネタバレですが、いちばんビックリしたのは
エレン・ペイジ演じるコートニーがわりと早く死んじゃうところ。
主役とちゃうんかい!
レイ役のディエゴ・ルナが知的で色っぽく、惚れ直しました。

結構おもしろくは観ましたが、かなりビミョーな感じ。
だって、死にたくなくて詫びるなんて、心の底からとは思えない。
大切なのは詫びることだけじゃなくて自分の罪と向き合うことだと言われても、
なんか全体的に浅い印象。

オリジナルへの興味は強く湧きました。
オリジナルに出演していたキーファー・サザーランドが医師役で出演していて、
彼のもともとの役どころがとても気になります。
レンタルして観てみよっと。

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